※これは20年以上前の体験をもとにした内容です。制度や運用は現在と異なる部分があります。
※特定の個人・施設を否定する意図はありません。
※一部表現は配慮のため調整しています。

入社して間もない頃の話
かなり前のことになるけど、入社して間もない頃の話やった。
その日の遅出は、年上の職員と、別部署から異動してきたばかりの職員が一緒だった。
食堂で利用者さんが立ち上がったとき、年上の職員が付き添いに入った。
その直後、後ろで別の利用者さんが尻もちをついた。
その場で起きたこと
あとで聞いた話やけど、その場を見ていた異動してきた職員が、
その人に対してかなり強い言葉をぶつけたらしい。
内容を聞いたとき、少し引っかかるものがあった。
言い方として、明らかに行き過ぎていると感じた。
後日、そのことを相談された。
現場の空気は張りつめていて、
誰もその言葉を正面から否定できていなかった。
上司に伝えたとき
別の日、自分はその話を上司に伝えた。
返ってきたのは、少し間のある言葉だった。
「ワシは間違えとらんと思うで」
「嫌われ役も必要や」
「お前も、嫌われ役にならなアカンぞ」
その場では、何も言えんかった。
指導と行き過ぎの境目
厳しく言う場面があるのは分かる。
でも、それとこれは別やと思った。
そこまで言われるのは、もう「嫌われ役」の話やない。
あのときの言葉は、指導やったのか、ただの行き過ぎやったのか。
自分の中では、答えはある程度出てる。
それでも、あの場で何も言えんかったことだけが残ってる。