夜勤介護マンの日記
この記事は、夜勤介護マンが2026年8月23日時点の公的・公式情報を確認したうえで書いています。記事内の現場の話は、夜勤介護マンが2か所の介護老人保健施設で働いていたときの経験であり、すべての施設に共通するものではありません。個人・施設が特定されないよう、内容の一部をぼかしています。利用条件、費用、持ち物、医療対応、送迎などは、事業所・自治体・本人の状態によって異なります。実際の利用については、担当ケアマネジャー、お住まいの市区町村、利用予定の施設へご確認ください。
ショートステイとは?在宅介護を続ける家族に知ってほしい『泊まりで介護を任せる』という選択肢
仕組み、利用方法、費用、持ち物、初回の準備まで。老健で受け入れてきた介護士が家族向けに解説します
自分が見なければならない。休むために施設へ泊まってもらうのは、申し訳ない。在宅で介護を始めたご家族が、どこかでこう思ってしまうことは少なくないと思います。
けれど、ショートステイは仕事や冠婚葬祭のときだけのサービスではありません。厚生労働省の介護サービス情報公表システムでは、短期入所生活介護の対象となる場面として、家族(介護者)の疾病、冠婚葬祭、出張と並んで、家族(介護者)の身体的・精神的負担の軽減が挙げられています。家族が休むことは、制度の目的から外れた使い方ではないということです。
ワイは介護の現場に20年以上いて、そのうち2か所の介護老人保健施設、いわゆる老健で働いてきました。どちらの施設でもショートステイの利用者さんを受け入れていて、到着したときの荷物の受け取りから、食事、排泄、入浴、夜間の巡視、そして帰る日の準備まで、実際に関わってきました。
この記事では、ショートステイがどんなサービスなのか、誰に相談してどう申し込むのか、費用は何で変わるのか、初めて利用するときに何を用意すればいいのかを、制度の説明として整理します。そのうえで、施設に来てから帰るまでの間に職員側が何をしていて、家族からの情報がどう役に立つのかを、現場にいた側から書いていきます。
使うと決めてから読む記事ではありません。使うかどうかを決める前に、どんな選択肢があるのかを知っておくための記事として読んでもらえたらと思います。
先に結論|この記事の要点
- ショートステイは、短期間だけ施設へ泊まって介護を受けるサービス
- 家族の仕事や急用だけでなく、休息を目的として相談することもできる
- 相談先は、まず担当ケアマネジャー。認定を受けていない場合は市区町村や地域包括支援センター
- 費用は要介護度、負担割合、施設の形態、居室の種類、日数、食費・滞在費などで変わる
- 持ち物や薬は施設ごとの案内を優先し、衣類には名前を書いておく
- 初回から本人が普段どおりに過ごせなくても、それだけで利用失敗とは限らない
▷ この記事で分かること
- ショートステイとは何をするサービスなのか
- 家族の休息を目的に利用してよいのかどうか
- 短期入所生活介護と短期入所療養介護の違い
- 宿泊中にどんな介護を受けられるのか
- 誰に相談し、どういう流れで利用が始まるのか
- 何日まで利用できるのか、費用は何で変わるのか
- 初回に準備する持ち物と、薬の扱いで気をつけること
- 家での様子を施設へどう伝えると役に立つのか
- 初回に本人が慣れなかったとき、どう考えればいいのか
目次
- ショートステイとは、短期間施設へ泊まって介護を受けるサービス
- 家族が休むために利用してもいい
- ショートステイには大きく2種類ある
- どんなときにショートステイを使えるのか
- 泊まっている間は何をしてくれるのか
- ショートステイを利用できる人と相談先
- 利用までの基本的な流れ
- 何日利用できるのか
- 費用は「介護サービス費+食費・滞在費など」で考える
- 初めて利用するときに準備したい持ち物
- 衣類には名前を付け、日数だけでなく予備も確認する
- 薬は家族判断でまとめず、施設の指示どおりに準備する
- 「家ではできています」と施設での様子が違うこともある
- 施設へ伝えてほしいのは、病名だけではなく普段の生活
- 帰宅時の記録は、次の在宅介護と次回利用につながる
- 初回から普段どおりに過ごせなくても、それだけで失敗ではない
- 限界になる前に相談し、可能なら施設と互いに慣れておく
- 一時的に任せることも、在宅介護を続けるための介護
- よくある質問
ショートステイとは、短期間施設へ泊まって介護を受けるサービス

※見出し画像はイメージです(AI生成)
ショートステイは、介護が必要な方が短期間だけ施設に入所して、入浴、食事、排泄などの日常生活上の支援や機能訓練を受けるサービスです。介護保険の正式な名称では、短期入所生活介護、または短期入所療養介護と呼ばれます。
いちばん分かりやすい違いは、宿泊があることです。デイサービスやデイケアは日中に通って夕方には自宅へ帰りますが、ショートステイは施設で夜を過ごします。夕食を食べて、寝て、朝を迎えて、また一日が始まる。生活の一区切りをまるごと施設で過ごすという点が、通いのサービスと大きく違うところです。
一方で、特別養護老人ホームや老健への長期入所とも違います。長期入所は生活の場そのものを施設へ移すことになりますが、ショートステイはあくまで自宅で暮らしている方が、必要な期間だけ泊まるものです。厚生労働省の説明でも、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるようにという目的が示されています。自宅を出ていくためのサービスではなく、自宅での生活を続けるためのサービスという位置づけです。
ここを誤解したまま話が進むと、家族の側にも本人の側にも余計な緊張が生まれます。ワイが働いていた老健でも、ショートステイの利用者さんは長期入所の方とは別に受け入れていて、何日か過ごして、また自宅へ帰っていく方たちでした。荷物を持って来られて、また荷物を持って帰られる。その前提で、こちらも関わっていました。
もう一つ押さえておきたいのは、施設によって提供できることが違うという点です。同じショートステイという名前でも、機能訓練の内容、入浴の頻度、医療的な対応の範囲、送迎の有無や範囲は、事業所ごとに異なります。厚生労働省の情報公表システムでも、送迎やリハビリの実施状況は事業所ごとに確認する必要があると案内されています。全部の施設が同じことをしてくれるわけではない、という前提で情報を集めることになります。
家族が休むために利用してもいい
この記事でいちばん伝えたいのが、ここです。
先ほども触れたとおり、短期入所生活介護の対象となる場面として、厚生労働省の情報公表システムには家族(介護者)の身体的・精神的負担の軽減が明記されています。短期入所療養介護のほうも、療養生活の質の向上と並んで、家族の介護の負担軽減が目的として示されています。家族が休むための利用は、例外的な使い方でも、後ろめたい使い方でもありません。制度が最初から想定している目的の一つです。
それでも、在宅で介護をしているご家族の多くは、休むことに理由づけを探してしまうのだと思います。仕事があるなら仕方ない、法事があるなら仕方ない、自分が入院するなら仕方ない。そういう「仕方ない理由」がないと申し込んではいけないような気がしてしまう。
ただ、介護は短距離走ではありません。数か月で終わるとは限らず、年単位で続くことも珍しくありません。その途中で介護者が体調を崩したり、眠れない日が続いたりすると、在宅介護そのものが立ち行かなくなります。介護する人が倒れてしまえば、本人の生活も一緒に止まります。介護者の休息は、本人の生活を守るための条件でもあるという見方をしてもらえたらと思います。
現場から
ワイが働いた2か所の老健では、ショートステイの利用期間は利用者さんによってまちまちでした。短い方もいれば、そうでない方もいて、一律ではありません。ご家族が利用を決めた理由も人それぞれで、正直なところ、介護職であるワイが全員の事情を把握していたわけではありません。
職員は、来られた方をお預かりして、その方の状態に合わせて介助をする。理由の重さを比べるような場面は、少なくともワイの働き方の中にはありませんでした。
だから、他の家庭と比べて「うちはまだ楽なほうだから」と我慢する必要はないと思っています。もっと大変な人がいるから自分は使えない、という発想でいくと、使えるタイミングは永遠に来ません。
もちろん、必ず使うべきだという話ではありません。今の暮らし方で回っているなら、無理に組み込む必要はないです。ただ、選択肢として存在することを知らないまま限界まで来てしまうのは、避けたいところです。
ショートステイには大きく2種類ある
ショートステイという言葉は日常的に使われますが、介護保険の制度上は2つのサービスに分かれています。名前が似ているので混乱しやすいところですが、提供している施設の種類と、受けられる支援の中身に違いがあります。
短期入所生活介護
短期入所生活介護(一般に「ショートステイ」と呼ばれるもの)
介護老人福祉施設、いわゆる特別養護老人ホームなどが、短期間の入所を受け入れます。入浴や食事などの日常生活上の支援や、機能訓練などが提供されます。
目的として、自宅にこもりきりになっている方の孤立感の解消や心身機能の維持回復に加えて、家族の介護の負担軽減が示されています。
生活の場としての支援が中心になるサービスです。日々の暮らしを施設側が引き受けて、その間、家族が別の用事や休息に時間を使える。ショートステイと聞いて多くの方がイメージするのは、こちらに近いと思います。
短期入所療養介護
短期入所療養介護
医療機関や介護老人保健施設、介護医療院などが提供します。日常生活上の世話に加えて、医療、看護、機能訓練などが提供されるのが特徴です。
こちらも、療養生活の質の向上とともに、家族の介護の負担軽減が目的として示されています。
ワイが働いていたのは老健ですので、そこで受け入れていたショートステイは、制度上はこの短期入所療養介護にあたります。老健には看護職員がいて、医師も関わる体制がありますから、生活面の支援に医療や看護の視点が加わる形になります。
名前だけで受け入れ可能な状態は決まらない
ここで気をつけたいのが、療養介護という名前だから何でも医療対応してもらえる、と受け取らないことです。
認知症の症状への対応、医療処置の内容、食事の形態、移動や移乗にどれだけ介助が必要か。制度上の役割には違いがありますが、実際にどこまで対応できるかは、事業所ごとの人員・設備・受け入れ体制によっても変わります。同じ短期入所療養介護でも施設ごとに受け入れられる範囲は違うため、サービス名だけで判断せず、候補の事業所へ確認する必要があります。
ですので、生活介護と療養介護のどちらを選ぶかは、名前で決めるものではありません。本人にどんな介護や医療、リハビリが必要なのかを整理したうえで、候補になる事業所が実際に対応できるかを、ケアマネジャーと一緒に確認していく形になります。
もう一つ、老健に関して混同されやすい制度があります。老健に入所した方が受けられる短期集中リハビリテーションは、ショートステイとは別の仕組みです。名前に「短期」が付くので紛らわしいのですが、こちらは入所後の一定期間に集中してリハビリを行うことに対する加算の話であって、短期間宿泊するサービスのことではありません。
この違いが気になった方へ
どんなときにショートステイを使えるのか
相談のきっかけになる場面は、思っているより幅があります。一般的に挙げられるものを並べると、次のようになります。
- 介護している家族が休息を取りたいとき
- 仕事や出張で、日中や夜間に自宅を空けるとき
- 家族自身の通院や治療、手術などが必要なとき
- 冠婚葬祭で家を離れるとき
- 家族が体調を崩したり、入院したりしたとき
- 旅行や外出の予定があるとき
- 住宅の工事など、一時的に在宅での介護が難しくなったとき
- 将来に備えて、施設に泊まる経験をしておきたいとき
ここに挙げたものは例であって、これ以外は認められないという意味ではありません。実際に利用できるかどうかは、ケアプランの内容、施設の空き状況、本人の状態などによって変わってきます。
現場から
受け入れる側から見ていると、ショートステイの利用者さんにはいくつかのパターンがありました。急に利用が決まった方もいましたし、その施設を初めて利用する方もいました。以前から繰り返し利用していて、職員も顔と名前が一致している方もいました。
それぞれの背景まで介護職が全部知っていたわけではありませんが、同じショートステイでも、来られる方の事情はかなり幅があるということは、日々の受け入れの中で感じていました。
気をつけておきたいのは、理由さえあれば必ず泊まれるわけではないという点です。ショートステイには定員があり、その日に空床があるかどうかで受け入れの可否が変わります。希望日が決まっているなら早めに相談したほうがいいですし、逆に急な事情のときは、希望どおりの施設や日程にならない可能性も見込んでおくことになります。
泊まっている間は何をしてくれるのか
家族の側から見ると、ここがいちばん想像しにくい部分かもしれません。自分の代わりに、誰が何をしてくれるのか。基本的なところを整理しておきます。
まず食事です。施設が食事を用意し、必要な方には食事介助を行います。刻み食やとろみなど、食事の形態に配慮が必要な方については、事前の情報をもとに対応します。
排泄については、トイレへの誘導、排泄動作の介助、オムツやパッドの交換など、本人の状態に応じた支援が行われます。日中だけでなく、夜間も含めた対応になります。
入浴や清潔保持に関する支援もあります。ただし、入浴の頻度や方法は施設によって違いますし、宿泊日数や本人の体調によっても変わります。何日に一回入れるのかは、事前に確認しておくと安心です。
そのほか、着替え、居室内の移動、ベッドや車椅子への移乗など、生活動作の支援が必要に応じて入ります。夜間は職員が巡視を行い、状態に応じてトイレへの誘導などの対応もします。
薬については、施設の手順と看護師等の確認に基づいて対応されます。介護職が独自に判断して薬を扱うことはありません。この点は後の項目で詳しく書きます。
機能訓練やレクリエーションについては、施設の体制、本人の状態、宿泊する日程によって内容が変わります。宿泊が短い場合、施設のプログラムの日程と重ならないこともあります。送迎の有無や対応できる範囲も、事業所ごとに違います。
現場から
ワイが働いた老健では、ショートステイの利用者さんに対して、食事介助が必要な方には食事介助を、排泄介助が必要な方には排泄介助を、入浴介助が必要な方には入浴介助をしていました。服薬介助が必要な方には、施設の体制と看護師の確認に基づいて対応していました。
夜勤帯では巡視を行い、その方の状態に応じて夜間のトイレ誘導なども行っていました。到着されたときには居室が分からない方を案内し、帰る日には荷物の確認や必要な排泄対応をしてからお見送りする流れでした。
もちろん、利用者さん全員に同じ介助をしていたわけではありません。自分でできることは自分でされる方もいますし、どこにどれだけ手が要るかは一人ひとり違いました。
ショートステイを利用できる人と相談先
介護保険でショートステイを利用する場合、要支援または要介護の認定を受けていること、そしてケアプランにそのサービスが位置づけられていることが関係してきます。家族が施設を探すことはできますが、空室だけで利用が決まるわけではありません。本人の状態や必要な介助、ケアプラン、事業所の受け入れ条件を確認しながら調整します。
すでに在宅でサービスを利用している方であれば、相談先は担当のケアマネジャーです。訪問介護やデイサービスを組み立てているのがケアマネジャーですので、そこにショートステイを組み込めるかどうかも含めて検討してもらう形になります。
まだ要介護認定を受けていない場合は、お住まいの市区町村の窓口へ要介護認定の申請をするところからになります。申請後は認定調査があり、主治医意見書が作成され、審査判定を経て要介護度が決まります。申請から認定の通知までは原則30日以内とされています。認定の流れそのものを先に確認したい方は、要介護認定の流れと対象者とは?申請方法から8区分までわかりやすく解説も参考にしてください。認定が出たら、要介護1以上の方は居宅介護支援事業者のケアマネジャーへ相談します。要支援1・2の方は、地域包括支援センターのほか、介護予防支援の指定を受けた居宅介護支援事業者が相談先になる場合もあるため、市区町村や地域包括支援センターへ確認してください。
どこへ連絡していいか分からないという段階なら、地域包括支援センターへ相談するのが分かりやすいと思います。要介護認定で非該当となった場合でも、市区町村が行っている地域支援事業などで利用できるサービスがある場合があり、その相談先としても案内されています。
相談するときに伝えておくと話が早いのは、次のようなことです。
ケアマネジャーへ相談するときに伝えたいこと
- いつ、何日くらい利用したいのか
- 何のために利用を考えているのか(休息、仕事、通院、冠婚葬祭など)
- 本人の現在の心身の状態と、必要な介助の内容
- 医療的な処置や、通院・服薬の状況
- 送迎が必要かどうか
- 認知症の症状や、環境が変わったときの様子
急に利用が必要になったときも、連絡先はやはりケアマネジャーです。ただ、急な希望に対して必ず受け入れ先が見つかるわけではありません。空床の状況と、施設側の受け入れ体制の両方が整って初めて利用できます。だからこそ、切羽詰まる前に相談ルートを作っておくことに意味があります。
利用までの基本的な流れ
初めての場合、どの順番で何が起きるのかが見えないと動きづらいと思います。おおまかな流れを並べておきます。
- ケアマネジャーへ相談する利用したい目的と希望日を伝えます。まだ日程が固まっていなくても、検討していること自体を伝えておくと準備が進みます。
- 本人の状態に合う事業所を検討する必要な介助や医療的な対応、通いやすさなどをふまえて、候補となる事業所を絞ります。
- 空床と受け入れ条件を確認する希望日に空きがあるか、本人の状態を受け入れられるかを事業所側が確認します。ここで日程や施設を調整することもあります。
- 本人の情報を共有する心身の状態、生活の様子、医療情報などを施設へ伝えます。施設によっては事前に面談を行ったり、診療情報提供書や健康診断書などの提出を求めたりする場合がありますが、必要な書類は事業所や自治体によって異なります。
- 事業所の説明を聞く料金、送迎、持ち物、緊急時の連絡方法などを確認し、契約に関する説明を受けます。分からないことはこの段階で聞いておくのが確実です。
- 持ち物と薬を準備する施設から渡される持ち物一覧に沿って用意します。薬の持参方法は施設の指示に従います。
- 利用開始到着後、荷物や薬を施設側が受け取り、確認します。居室へ案内され、そこから宿泊が始まります。
- 帰宅時に施設での様子を確認する宿泊中の記録を受け取り、自宅と違った点や、施設でうまくいったことを確認します。
この流れのどこにどれくらい時間がかかるかは、状況によってかなり変わります。認定を受けているかどうか、希望日までにどれだけ余裕があるか、候補の施設に空きがあるか。すべてが揃うまでの時間を見込んで動けるかどうかが、実際のところ大きいです。
何日利用できるのか
検索でもよく見かける疑問です。答えとしては、一泊から利用できますし、数日でも、一週間程度でも、ケアプランと本人・家族の必要性に応じて設定されます。
ワイが受け入れてきた利用者さんも、期間はまちまちでした。短い方もいれば、そうでない方もいて、これが標準という日数があったわけではありません。
制度上の枠として押さえておきたいのは、介護保険の短期入所サービスは、連続して利用できる日数が原則30日までとされている点です。これは短期入所生活介護でも短期入所療養介護でも同じで、厚生労働省の情報公表システムにも注意事項として明記されています。
30日という数字の読み方
ただし、31日目からは絶対に利用できない、という単純な話でもありません。連続利用の数え方や、その後の取扱いには細かい決まりがあり、認定の有効期間との関係で調整が必要になることもあります。
長い期間の利用を考えている場合は、日数だけを気にするのではなく、担当ケアマネジャーと利用予定の事業所へ具体的に確認してください。
もう一つ、考えておきたいことがあります。ほぼ連続してショートステイを使い続けたい状況になっているなら、それは短期入所というサービスが本当に合っているのかを見直すタイミングかもしれません。在宅での生活を支えるためのサービスですから、実質的に生活の場が施設になっているなら、ケアプラン全体を組み直すか、別の選択肢を検討するかという話になります。
これは、そういう使い方をしている家庭を責める話ではありません。むしろ、在宅での介護がすでに限界に近づいているサインとして受け取って、ケアマネジャーへ率直に伝えてほしいところです。
費用は「介護サービス費+食費・滞在費など」で考える
費用について、一泊いくらという単純な数字を期待して調べる方が多いと思います。ただ、全国一律の料金というものは存在しません。考え方を分けて整理したほうが、結果的に見通しが立ちます。
大きく分けると、介護保険のサービス費の自己負担分と、それ以外の費用の二つになります。
介護保険サービス費の自己負担が変わる要素
- 本人の要介護度(要支援1・2、要介護1~5)
- 自己負担の割合(所得等に応じて決まります)
- 短期入所生活介護か、短期入所療養介護か
- 施設の形態(併設型か単独型か、など)
- 居室の種類(多床室、従来型個室、ユニット型など)
- 職員の配置体制
- 各種加算の有無
- 利用した日数
厚生労働省の情報公表システムには、要介護度ごとの1日あたりの利用者負担の目安が掲載されていますが、そこにも、サービス費用は施設の形態、居室の種類、職員の配置などによって異なるという注記が付いています。表の数字だけを見て自宅の費用を計算しても、実際の請求額とは合いません。
そして、これとは別にかかるのが日常生活費です。食費、滞在費、理美容代などは、介護保険のサービス費とは別に負担が必要とされています。宿泊するサービスですから、この部分が積み上がることは最初から見込んでおいたほうがいいです。送迎に関する費用や、施設独自の実費が発生する場合もあります。
なお、所得などの状況に応じて、食費や滞在費の負担が軽減される制度が関係する場合があります。該当しそうかどうかも含めて、ケアマネジャーや市区町村の窓口へ確認してみてください。
結局のところ、正確な金額を知るいちばん早い方法は、希望する日数と施設を伝えて見積もってもらうことです。何泊で、どの居室で、どういう介助が必要か。ここまで具体的にすれば、事業所側も概算を出しやすくなります。ネット上の平均額を眺めるより、この一手のほうが確実です。
初めて利用するときに準備したい持ち物
持ち物は検索需要も高い部分ですが、その前に一つだけ確認させてください。必要なものは施設ごとに違います。必ず、利用する施設から渡される持ち物一覧を優先してください。ここに書くのは、あくまで一般的に案内されることが多い候補です。
持参を求められることがあるもの
- 着替え、下着
- 室内で使う履物
- 薬、および施設から指定された薬に関する情報
- オムツ、尿取りパッド(施設指定または持参の指示がある場合)
- 洗面用品(歯ブラシ、義歯用品など)
- タオル類
- 杖、歩行器、車椅子などの福祉用具
- 本人が落ち着いて過ごすために、施設から持ち込みを許可された私物
- 介護保険被保険者証、負担割合証など、施設から指定された書類
施設が用意してくれるものと、家族が持参するものの線引きは、事業所によって違います。タオル類は施設で用意する場合もありますし、オムツ類も施設で提供する場合と持参を求める場合があります。同じ地域の施設でも扱いが違うことは普通にあるので、思い込みで準備しないほうが安全です。
ワイが受け入れてきた中でも、持参されるものは利用者さんによって違いました。衣類や下着、履物、薬、オムツやパッド、洗面用品、タオル、杖や歩行器、車椅子、そして本人の私物。何を持って来られるかは、その方の状態と、施設側の案内によって変わっていました。
初回は、持ち物一覧を受け取った時点で一度読み込んで、分からない項目をまとめて質問してしまうのが効率的です。当日になって「これは要りましたか」と聞くより、事前に潰しておいたほうが、本人にとっても慌ただしくない到着になります。
衣類には名前を付け、日数だけでなく予備も確認する
ここは、施設側にいたワイが特に伝えたい部分です。
ワイが働いた2か所の老健では、ショートステイの方の衣類が足りないことは珍しくありませんでした。そして、衣類に名前が書かれていないことも珍しくありませんでした。
これは、ご家族を責める話ではまったくありません。初めての利用なら、何日分持たせればいいのか分からなくて当然です。汚れることを前提に予備を用意するという発想も、経験がなければ出てきにくいと思います。
ただ、施設という場所の事情も知っておいてもらえたらと思います。施設には多くの方の衣類が集まります。同じような肌着、同じような色のズボン、似たデザインのシャツ。洗濯を挟むと、どれが誰のものか、見た目だけでは判断がつかなくなることがあります。名前が書いてあれば、返却の間違いも、行方が分からなくなることも減らせます。目的はそこであって、家族の準備を採点するためではありません。
用意する枚数についても、宿泊日数分だけでいいのかどうかは施設へ確認してください。食事や排泄で汚れて、日数分より多く必要になることは実際にあります。予備をどれくらい見ておけばいいかは、本人の状態によっても変わります。
記名の方法や場所についても、施設から指定がある場合はそれに従ってください。書く位置が決まっていると、職員が確認しやすくなります。
現場から
施設によっては、到着時に持参品を写真に撮って確認していたところもありました。持ち込まれたものを記録として残しておく方法です。
ただ、これはワイが経験した範囲の話であって、すべての施設が同じことをしているわけではありません。荷物の確認方法は施設ごとに違いますので、気になる場合は利用予定の施設へ聞いてみてください。
薬は家族判断でまとめず、施設の指示どおりに準備する
持ち物の中で、いちばん慎重に扱いたいのが薬です。
正直に書きますが、ご家族が薬を持参し忘れることも、実際にありました。これも責める話ではありません。出発前は荷造りに気を取られますし、朝の分だけ飲ませてから出発するとなれば、残りをかばんへ入れる手順が抜けることもあります。
ただ、薬が足りない、内容が分からないという状況は、介護職だけで処理できる問題ではありません。ワイ自身、看護師が担当する薬の確認や判断を行ったことはありません。お薬手帳や薬の説明書の確認、薬の内容についての判断は、看護師側の対応でした。介護職が薬の内容を見て代わりのものを出したり、飲む量を調整したりすることはありませんし、してはいけないことです。
だからこそ、家族の側で押さえておきたいのは次のような点です。
- お薬手帳や薬の説明書を持参するかどうか、施設へ事前に確認する
- 朝・昼・夕・寝る前といった区分ごとに、どういう形で持参すればいいか確認する
- 頓服や臨時の薬がある場合、その扱いも一緒に確認する
- 家族の判断で薬を一包化し直したり、袋から出してまとめたりしない
- 説明のない薬やサプリメントを、勝手に追加して持たせない
- 持参を忘れたと気づいたら、自己判断で対応せず、すぐ施設やケアマネジャーへ連絡する
薬の準備方法は施設によって決まりが違います。全国共通の正解を探すより、その施設の指示に正確に従うほうが確実です。分からないまま自分で工夫してしまうと、かえって確認に時間がかかることになります。
「家ではできています」と施設での様子が違うこともある
ここからは、家族と施設のあいだで起きやすいすれ違いの話です。
ワイは受け入れる側として、ご家族から「自宅ではこうしていた」「自宅ではできていた」と聞いていたことが、施設では同じようにならず、戸惑った経験があります。聞いていた話と、目の前の様子が噛み合わない。そういうことは、実際に起きます。
ここで大事なのは、家族が嘘をついたわけでも、施設の職員がやり方を間違えたわけでもないということです。どちらかが間違っているという二択で考えると、話がこじれるだけで、本人にとって良いことは何も起きません。
自宅と施設では、条件がまるごと違います。トイレの位置も便器の高さも手すりの有無も違う。ベッドの高さも硬さも違う。声を掛ける人も、その声の掛け方も、タイミングも違う。起きる時間、食事の時間、お風呂の時間といった生活の流れも違います。同じ動作をしてもらおうとしても、条件が違えば結果は変わります。
だからこそ役に立つのが、「できる」という結論ではなく、「どういう条件だとできるのか」という具体的な情報です。たとえば、こういったことです。
- 手すりのどちら側を持って立ち上がっているのか
- どんな言葉で、どのタイミングで声を掛けているのか
- だいたい何時ごろにトイレへ行くことが多いのか
- ベッドから車椅子へは、どちら側から、どうやって移っているのか
- 食事のときはどんな姿勢で、何を使って食べているのか
- 夜は何時ごろ寝て、途中で起きることがあるのか
- そばに置いておくと落ち着く物があるのか
これらは一般的な例として挙げたもので、ワイがこの全部を実際の事例として経験したという意味ではありません。ただ、こういう粒度で伝わっていると、施設側は自宅のやり方を再現しやすくなります。「できます」だけだと、条件が分からないまま試すことになってしまいます。
施設へ伝えてほしいのは、病名だけではなく普段の生活
事前情報というと、診断名や既往歴を思い浮かべる方が多いと思います。もちろんそれも必要ですが、宿泊中の介助を組み立てるうえで職員が知りたいのは、もっと日常寄りの情報です。
ワイが受け入れの場面で目にしてきた事前情報にも、普段の排泄の様子、使っているオムツやパッド、移乗や歩行の方法、食事のこと、服薬に関すること、睡眠のこと、認知症の症状、本人が落ち着く方法、緊急連絡先など、いろいろな項目がありました。特定の一項目だけが重要だったわけではなく、その方の普段の生活を幅広く知る必要があったというのが実感です。
伝えておくと役に立つこと
- 普段の移動や移乗の方法、どこにどれだけ介助が要るか
- 排泄の方法と、行くことが多い時間帯
- 使用しているオムツやパッドの種類
- 食事の形態、食べにくいもの、介助の仕方
- 服薬について、施設から指定された情報
- 就寝時間、起床時間、夜間にトイレへ行くかどうか
- 認知症の症状や、環境が変わったときの反応
- 落ち着いてもらえる声の掛け方や、習慣になっていること
- 補聴器、眼鏡、義歯、杖などの使用状況
- 緊急時の連絡先と、連絡がつきやすい時間帯
ここまで並べると、全部書けなければ利用できないのかと不安になるかもしれませんが、そんなことはありません。分かる範囲で具体的に伝えて、はっきりしない部分はケアマネジャーや施設と一緒に整理していけば大丈夫です。日々介護をしている家族にとっては当たり前すぎて言語化していないことも多いので、質問されて初めて思い出すこともあります。
むしろ、完璧な情報を揃えてから申し込もうとして先延ばしになるほうが、もったいないと思います。
帰宅時の記録は、次の在宅介護と次回利用につながる
ワイが働いた老健では、宿泊中の様子を記録として、帰宅時にご家族へ渡していました。記録には、食事量、排泄の状況、睡眠の様子、入浴の有無、体調、事故の有無、普段と違った様子などを記載することがありました。
この記録は、無事に帰ってきたという確認書類ではありません。自宅での介護に持ち帰れる情報として読んでもらえたらと思います。
受け取ったときに見ておきたいのは、何もなかったかどうかだけではありません。自宅とどう違ったか。施設ではうまくいったことがあったか。この二つを確認しておくと、次につながります。
たとえば、自宅では夜中に何度も起きるのに施設では続けて眠れていた、あるいは逆だった。そういう違いがあるなら、そこには理由があるはずです。部屋の明るさなのか、寝る前の流れなのか、日中の過ごし方なのか。原因まで一度に分からなくても、違いに気づいていること自体が材料になります。
その材料は、次回の利用のときにも、ケアプランを見直すときにも使えます。ケアマネジャーへ記録を見せながら話すと、話が具体的になります。
なお、記録の様式や、どこまで説明があるかは施設によって違います。もし気になる点があるのに記録から読み取れないときは、その場で聞いてしまうのがいちばん早いです。帰宅してから疑問が残ると、次の利用まで持ち越すことになります。
初回から普段どおりに過ごせなくても、それだけで失敗ではない
初めての利用を考えるとき、本人が施設で過ごせるかどうかは、ご家族にとって大きな心配の一つだと思います。特に認知症がある場合は、環境の変化によって自宅と様子が変わることも考えておく必要があります。
ワイが受け入れてきた中には、その施設を初めて利用する方も、以前から繰り返し利用している方もいました。認知症のある利用者さんもいましたし、普段から入所している方以上に注意して対応していたショートステイの方もいました。初めての方と、慣れている方とでは、こちらの構え方も変わります。
場所が変わり、ベッドが変わり、周りにいる人が全員知らない顔になる。その状況で、自宅と同じように過ごせるとは限りません。それは、本人の問題でも、家族の準備不足でも、施設の力不足でもなく、環境が変わればそうなることもあるという話です。
ですので、一度の結果だけで「うちの家族にはショートステイは無理だった」と結論を出すのは、少し早いと思います。確認したいのは、何が違ったのかという中身のほうです。
- いつ、どんな場面で普段と違う様子があったのか
- 事前に伝えた情報のうち、足りていなかったものはないか
- 持ち物や、そばに置くものを変えることで違いが出そうか
- 日程や時間帯を変えたほうがよさそうか
- その施設の環境が、本人に合っていたかどうか
これらをケアマネジャーや施設と一緒に振り返ったうえで、条件を変えて試すのか、別の方法を考えるのかを決めていけばいいと思います。本人への負担が明らかに強いようなら、無理に続ける必要はありません。継続することが目的ではないので、合わなければ見直す。それだけのことです。
限界になる前に相談し、可能なら施設と互いに慣れておく
ショートステイの利用が急に決まった方も、実際にいました。事情までは把握していません。急な利用では、家族側も施設側も、本人の情報確認や持ち物の準備に使える時間が短くなります。
緊急のときほど、決めなければならないことが増えます。空いている施設を探し、本人の情報をまとめ、持ち物を用意し、薬を確認する。普段なら順番に進められることを、短時間でまとめてやることになります。しかも、そのときの家族は、すでに何か大変な事情を抱えているわけです。
だから、すぐに使う予定がなくても、相談だけは先にしておくことをすすめたいです。どの施設が候補になるのか、本人の状態で受け入れてもらえそうか、必要な書類は何か。これをケアマネジャーと一度話しておくだけで、いざというときの初動がまるで変わります。
可能であれば、計画的に一度利用してみることにも意味があります。本人が施設の雰囲気を知り、施設の職員が本人の様子を知る。互いに一度でも顔を合わせていれば、次の利用のときの出発点が違ってきます。
ただ、定期的な利用がすべての家庭に合うとは限りません。本人の状態、家族の生活、費用の負担、通いやすさ。条件は家庭ごとに違いますから、そこはケアマネジャーと相談しながら決めることになります。
一つだけはっきり書いておきたいのは、家族が倒れるまで我慢することを、良い介護と呼ばないでほしいということです。頑張り切ることが評価される場面もありますが、介護に関しては、続けられる形を作るほうが結果的に本人のためになります。
一時的に任せることも、在宅介護を続けるための介護
ショートステイは、家族が介護から降りるためのサービスではありません。本人が自宅で暮らし続けられるように、その一部を施設と分担する仕組みです。
家族が休むことと、本人を大切にすることは、両立します。むしろ、介護する人が眠れて、体調を保てて、気持ちに余裕がある状態のほうが、日々のケアの質は保ちやすくなります。24時間365日を家族だけで抱える形を、当たり前の前提にしないでください。
もちろん、ショートステイを使えば在宅介護が必ず続けられる、というものでもありません。本人に合う施設が見つかるかどうか、日程が合うかどうか、費用の負担がどうか。現実的な条件はいくつもあります。それでも、選択肢を一つ持っているかどうかは、追い詰められたときに大きな差になります。
今すぐ利用すると決めなくてもええ。まずは担当ケアマネジャーに、使えるショートステイがあるか聞くところからでええんや。
相談することと、利用を決めることは別です。話を聞いてみて、今はまだ必要ないと判断してもいい。一時的に施設へ任せることも、在宅介護を続けるための介護の一つだと、頭の片隅に置いておいてもらえたらと思います。
よくある質問
家族が休むためだけにショートステイを利用してもよいですか。
家族(介護者)の身体的・精神的負担の軽減は、厚生労働省の情報公表システムで対象となる場面として示されています。休息目的での相談は制度から外れたものではありません。ただし、実際に利用できるかどうかは、ケアプランの内容、施設の空床、本人の状態などによって決まりますので、担当ケアマネジャーへ相談してください。
ショートステイは誰へ相談すればよいですか。
すでに介護保険サービスを利用しているなら、担当ケアマネジャーが窓口です。まだ要介護認定を受けていない場合は、お住まいの市区町村の窓口や地域包括支援センターへ相談してください。どこへ連絡すればいいか分からない段階でも、地域包括支援センターなら受け止めてもらえます。
短期入所生活介護と短期入所療養介護は、どちらを選べばよいですか。
名前で決めるものではありません。本人にどんな介護、医療、リハビリが必要かを整理したうえで、候補の事業所が実際に対応できる範囲を確認して選びます。ケアマネジャーが本人の状態と地域の事業所を把握していますので、そこを起点に検討するのが現実的です。
認知症があっても利用できますか。
認知症があるという理由だけで一律に利用できないわけではありません。ただし、症状の内容、必要な医療的対応、行動面への対応、その事業所の体制によって、受け入れの可否や条件は変わります。事前に本人の様子を具体的に伝えたうえで、施設と相談してください。
急な用事でも、当日から利用できますか。
空床と受け入れ準備が整えば可能な場合もありますが、必ず利用できるとは限りません。急なときほど調整することが増えます。すぐ使う予定がなくても、候補となる施設や相談ルートをあらかじめケアマネジャーと確認しておくと、いざというときに動きやすくなります。
何日まで連続で利用できますか。
介護保険の短期入所サービスは、連続利用が原則30日までとされています。ただし、日数の数え方や、それを超える場合の取扱いには細かい決まりがあり、認定の有効期間との関係も出てきます。長めの利用を考えている場合は、担当ケアマネジャーと利用予定の事業所へ具体的に確認してください。
1泊いくらかかりますか。
全国一律の料金はありません。要介護度、自己負担の割合、サービスの種類、施設の形態、居室の種類、職員配置、加算、日数によって介護保険サービス費の自己負担が変わります。加えて、食費、滞在費、理美容代などの日常生活費が別途必要です。希望する日数と施設を伝えて、個別に見積もってもらうのが確実です。
薬やオムツは持参しますか。
施設によって異なります。薬は必ず施設が指定する方法で準備し、家族の判断でまとめ直したり、説明のないものを追加したりしないでください。オムツやパッドも、施設が用意する場合と持参を求める場合がありますので、事前に確認してください。
本人が初回に落ち着かなければ、利用をやめるべきですか。
一度の様子だけで決めなくていいと思います。いつ、どんな場面で普段と違ったのか、事前に伝えた情報で足りなかったものはないか、持ち物や日程を変えると違いが出そうかを、ケアマネジャーや施設と振り返ってみてください。そのうえで本人の負担が強いようなら、条件を変えるか、別の方法を検討する形になります。
参考にした公的・公式情報
厚生労働省|介護サービス情報公表システム「短期入所生活介護(ショートステイ)」
厚生労働省|介護サービス情報公表システム「短期入所療養介護」
厚生労働省|介護サービス情報公表システム「サービス利用までの流れ」
厚生労働省|介護サービス情報公表システム「短期入所生活介護 基本情報の読み解き方」
情報確認日:2026年8月23日