夜勤介護マンの日記
この記事は、夜勤介護マンが以前の介護現場で実際に使用していたパッドについての使用感をもとに書いています。個人・施設が特定されないよう、内容の一部をぼかしています。使用感には個人差があり、すべての方に同じように当てはまるとは限りません。製品の購入や使用にあたっては最新の公式情報を確認し、皮膚トラブルや排泄状態に不安がある場合は看護職や医師、福祉用具の販売店等にご相談ください。
リフレの尿とりパッドを介護士が実使用比較|スピードキャッチとワイドロングライトの違い
尿とりパッドは、一度買って終わりの道具ではありません。毎日、何枚も使う消耗品です。だからこそ、パッケージに書かれた吸収回数や価格の表だけを見て選んでも、実際の交換のしやすさや、装着したときの様子まではなかなか分かりません。吸収回数が多いほど安心、大きいほど漏れにくい、と考えてしまいがちですが、現場で日々パッドを交換していると、それだけでは測れない使い勝手の差があると感じます。
ワイは以前勤めていた老健で、リフレ スピードキャッチパッドと、リフレ サラケアパッド ワイドロングライトの2商品を、利用者さんへ実際に装着していました。テープ式オムツにも、リハビリパンツにも組み合わせて使っていて、どちらも一度や二度の使用ではなく、日勤・夜勤を通じて日々の業務の中で扱っていた商品です。
メーカー公式の仕様を見ると、この2商品は吸収回数もサイズも役割が違います。ただ、実際に日々扱っていると、ワイがそれまで介護現場で扱ってきたライフリー製品と比べて、リフレは吸収量が少ないと感じる場面がありました。パッドの中だけでは尿を受け止めきれず、外側のテープ式オムツ側まで回ることもありましたし、前後の向きがぱっと見て分かりにくい場面もありました。こうした細かい使い勝手は、商品ページの仕様欄には書かれていません。
この記事では、公式仕様のいい部分だけでなく、当時使っていて感じていた不満も含めて、2商品を比較していきます。どちらか一方を、全員へ勧める記事にはしません。読んだうえで、自分の状況に合うのはどちらか、あるいはどちらでもないのかを、判断してもらえたらと思います。
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▷ この記事で分かること
- スピードキャッチとワイドロングライトの公式仕様の違い
- サイズ、袋入数、吸収回数の違い
- 老健で働いていたころ、2商品を実際に装着していた筆者の感想
- テープ式オムツとリハビリパンツへ組み合わせていたこと
- 尿が外側のテープ式オムツ側まで回ることがあったという実感
- 前後の向きについて感じていた使いにくさ
- 自分の使用条件にどちらが合うか考えるためのポイント
- Amazon・楽天で購入する前に確認したいこと
目次
- 先に結論|2商品は吸収回数と薄さで役割が違う
- ワイは老健時代、2商品とも実際に装着していた
- リフレ スピードキャッチパッドの公式仕様と特徴
- リフレ ワイドロングライトの公式仕様と特徴
- スピードキャッチとワイドロングライトを比較
- 実際に使うと、テープ式オムツ側まで尿が回ることがあった
- 前後の向きが分かりにくいと感じていた
- テープ式オムツとリハパンでは確認する点が違う
- 日中と夜間で同じパッドを使う必要はない
- 尿とりパッドを選ぶときに確認したい7項目
- スピードキャッチが向いている可能性がある人・向かない人
- ワイドロングライトが向いている可能性がある人・向かない人
- Amazon・楽天で購入する前に確認すること
- よくある質問
- まとめ|毎日使うものだから、吸収回数だけで決めない
先に結論|2商品は吸収回数と薄さで役割が違う

※画像はイメージです(AI生成)
先に、2商品の違いを簡単に整理しておきます。リフレ スピードキャッチパッドは、30枚入りで、吸収回数の目安はおしっこ8回分。サイズは幅28cm×長さ60.5cmで、公式では大型設計として紹介されています。一方、リフレ サラケアパッド ワイドロングライトは、42枚入りで、吸収回数の目安はおしっこ4回分。サイズは幅26cm×長さ56cmで、薄型でかさばりにくい設計です。どちらも同じ「尿とりパッド」というカテゴリの商品ですが、想定されている使われ方が異なるという点は、購入前に押さえておきたいポイントです。同じ売り場や商品ページに並んでいても、両者は単純な上位・下位の関係ではなく、必要な吸収量や使用場面に合わせて選び分ける商品です。
| 商品名 | サイズ | 袋入数 | 吸収回数目安 |
|---|---|---|---|
| リフレ スピードキャッチパッド | 28cm×60.5cm | 30枚 | 8回 |
| リフレ サラケアパッド ワイドロングライト | 26cm×56cm | 42枚 | 4回 |
表だけを見ると、スピードキャッチのほうが優れているように映るかもしれません。吸収量を多めに確保したいなら、スピードキャッチが候補になります。日中の使用や、薄さ・かさばりにくさを重視するなら、ワイドロングライトが候補になります。ただし、これは絶対的な優劣ではなく、あくまで役割の違いです。吸収回数が多いほうが、全員にとって良い選択とは限りません。大きいパッドを選ぶ場合は、体格や外側のオムツに無理なく収まるかも確認が必要です。実際に必要な吸収量や交換間隔によって、向いているパッドは変わってきます。この先で、公式仕様と、老健で働いていたころに感じていた実際の使用感を、順番に見ていきます。
ワイは老健時代、2商品とも実際に装着していた
まず、ワイ自身の立場をはっきりさせておきます。ワイは以前、老健で働いていたころ、リフレ スピードキャッチパッドと、リフレ サラケアパッド ワイドロングライトの両方を、利用者さんへ実際に装着していました。
2商品とも、テープ式オムツと組み合わせて使うこともあれば、リハビリパンツと組み合わせて使うこともありました。日勤に入ることもあれば夜勤に入ることもあり、日中の排泄ケアと夜間の排泄ケアで、使い分けていた場面もあります。利用者さんによって、体格も、排尿のパターンも、使っている外側のオムツの種類も違っていたので、同じ商品でも装着の仕方や組み合わせ方は一律ではありませんでした。パッドを配る側としては、在庫にある商品の中から、その方に合いそうなものを選んで使うという流れが日常でした。
ただし、正直に書いておきたいことがあります。ワイは、この2商品を自分で購入して、自分の身体で装着して試したわけではありません。当時の職場で用意されていた商品を、日々の介護業務の中で利用者さんへ使用していた、という立場です。ここを混同すると記事の信頼性を損なうと思うので、最初にはっきり書いておきます。あくまで、業務として日々触れてきた立場からの感想であり、個人の肌感覚として読んでいただければと思います。介護の現場では、こうしたパッド一つひとつについて深く考える時間はなかなか取れないものですが、日々使い続けているうちに、自然と商品ごとの違いが見えてくる部分もありました。この記事も、そうした積み重ねの中で気づいたことを、後から振り返って言葉にしたものです。
利用者さんの年齢や性別、要介護度、体格といった個人が特定されるような情報は、この記事では一切書きません。施設名も出しません。あくまで、パッドという道具を、介護現場で毎日扱っていた職員の目線から見た内容として読んでください。
リフレ スピードキャッチパッドの公式仕様と特徴
リフレ スピードキャッチパッドは、株式会社リブドゥコーポレーションが展開する「リフレ」ブランドの尿とりパッドです。1袋30枚入りで、吸収回数の目安はおしっこ8回分とされています。この「8回」という数字は、1回の排尿量を150mLとしてメーカーが測定した目安であり、実際の使用可能時間や交換不要な回数を保証するものではありません。
サイズは幅28cm×長さ60.5cmで、公式ページでも大型設計として紹介されています。吸収体には瞬間吸収シートと拡散スリットが採用され、尿を素早く吸収し、表面への逆戻りを抑える仕組みとして案内されています。ギャザーは強力フィットギャザーで、横漏れを防ぐための工夫がされています。パッド表面には弱酸性素材を採用し、ムレ軽減も特長として案内されています。中心の位置を合わせやすくするためのセンターラインもついています。
パッケージ上は医療費控除対象品です。ただし、購入しただけで自動的に医療費控除を受けられるわけではありません。医師が治療上おむつの使用を必要と認めていることや、「おむつ使用証明書」などの要件があります。該当する可能性がある場合は、リフレ公式の案内や国税庁の情報で条件を確認し、レシートや領収書を保管してください。
現在の公式ページでは、テープ止めタイプのオムツや、おむつカバーに収まりやすい大きさとして紹介されています。
もう一点、購入前に知っておきたい情報があります。スピードキャッチパッドを含むシリーズは、2026年4月1日にリニューアルされています。メーカー公表によると、リニューアル後は排尿後の液残り量が従来品比で40%低減されたとのことです。また、向きが分かりやすいバックシートデザインが採用されたともメーカーは案内しています。旧品の在庫が終了したあと、順次新しい仕様へ切り替わっていく形になるため、ワイが当時扱っていた商品が、旧仕様なのか、リニューアル後の仕様なのかは、正直なところ分かりません。リニューアルは、あくまでメーカー側の仕様変更であり、ワイ自身が新旧両方を比較して使ったわけではありません。この記事では、あくまでメーカーが公表している情報として紹介しています。それでも、液残り量が低減されたという公表内容自体は、今後購入を検討する方にとって参考になる情報だと思います。
吸収量を多めに確保したい場合や、テープ止めタイプのオムツと組み合わせたい場合には、候補になりやすい商品だと思います。一方で、薄さやかさばりにくさを優先したい場合には、次に紹介するワイドロングライトのほうが合う可能性があります。
リフレ ワイドロングライトの公式仕様と特徴
リフレ サラケアパッド ワイドロングライトも、同じくリブドゥコーポレーションの「リフレ」ブランドの商品です。1袋42枚入りで、吸収回数の目安はおしっこ4回分。こちらも、1回の排尿量を150mLとしたメーカー測定による目安であることは、スピードキャッチと同じです。
サイズは幅26cm×長さ56cmで、スピードキャッチよりひとまわり小さめです。特長は、薄型吸収体によるかさばりにくさです。公式では「うす型なのですっきり快適」と案内されています。ギャザーは強力フィットギャザーで、パッド表面には弱酸性素材を採用し、ムレ軽減も特長として案内されています。また、股下はすっきり、おしり側はゆったりした形状で、パンツタイプやテープ止めタイプに合うサイズとされています。中心を合わせやすくするセンターラインもついています。パッケージ上は医療費控除対象品ですが、控除を受けるには、前項で触れた医師の証明などの要件確認が必要です。
ワイドロングライトの公式通販ページでは、パンツタイプとテープ止めタイプの両方へ組み合わせられると案内されています。ここはスピードキャッチとの違いで、標準のスピードキャッチの現在の公式ページが、テープ止めタイプやおむつカバーとの組み合わせを中心に案内しているのに対して、ワイドロングライトは、より幅広い組み合わせが案内されています。また、公式通販では、日中使用の候補として紹介されています。
ここで一つ、正直に書いておきたいことがあります。この記事では、利用者さん本人から装着感を聞いた事実はありません。ですので、「薄くて快適だった」というような、本人の感想として断定する書き方はしません。あくまで、介護職として扱っていた側から見た特徴として紹介しています。
4回吸収という数字を見ると、少ないと感じる方もいるかもしれません。ただ、日中のように交換の間隔が短めに取れる場面や、薄さを優先したい場面では、候補になりやすい商品だと思います。逆に、交換間隔が長くなる時間帯や、一度の排尿量が多い方には、吸収量が不足する可能性があります。薄さを取るか、吸収量を取るかは、最終的にはその方の排尿の状況と、交換できる体制のバランスで決まってくる部分だと感じています。
スピードキャッチとワイドロングライトを比較
ここまで紹介した内容を、表にして整理します。サイズ、袋入数、吸収回数だけでなく、外側のオムツとの組み合わせや、日中・夜間どちらで使いやすいかまで含めて並べると、2商品の役割の違いがより具体的に見えてきます。
| 比較項目 | スピードキャッチパッド | ワイドロングライト |
|---|---|---|
| 正式商品名 | リフレ スピードキャッチパッド | リフレ サラケアパッド ワイドロングライト |
| サイズ | 28cm×60.5cm | 26cm×56cm |
| 袋入数 | 30枚 | 42枚 |
| 吸収回数目安 | 8回 | 4回 |
| 1回の排尿量基準 | 150mL(メーカー測定) | 150mL(メーカー測定) |
| 吸収体の特徴 | 瞬間吸収シート・拡散スリット | 薄型吸収体 |
| 薄さ・設計 | 大型設計 | 薄型・かさばりにくい |
| 外側オムツとの組み合わせ(公式案内) | テープ止めタイプ・おむつカバー中心 | パンツタイプ・テープ止めタイプ両方 |
| 日中使用 | 案内なし(吸収量重視の候補) | 公式で日中使用の候補として案内 |
| 夜間・長めの交換間隔 | 吸収量を多めに確保したい場合の候補 | 4回吸収が使用条件に合うか確認が必要 |
| 購入前の注意 | ライト・スーパー・ウルトラ等と混同しない | ワイドロング・ワイドロングスーパー等と混同しない |
表を見ると、スピードキャッチのほうが吸収回数もサイズも大きく、ワイドロングライトのほうが薄くて枚数が多い、という違いが分かると思います。ただ、ここで一つ注意しておきたいことがあります。大きいほうが必ず良い、吸収回数が多いほうが全員に合う、とは限らないということです。
サイズが大きいパッドは、それだけ外側のオムツやリハビリパンツの中で場所を取ります。体格や、外側のオムツのサイズによっては、大きすぎるパッドがかえって装着しにくくなることもあります。逆に、袋入数が多いワイドロングライトは、1回あたりの単価という面では選びやすく感じられるかもしれませんが、単価の安さだけで選んでしまうと、必要な吸収量に足りない場合もあります。1回あたりの単価を計算するときは、袋入数だけでなく、実際に何回で交換することになるかも合わせて考えないと、正確な比較にはなりません。吸収回数が多いパッドを選んでおけば安心、というほど単純な話ではなく、実際の尿量や交換できる間隔に合わせて選ぶほうが、結果的に使いやすいことが多いというのが、当時の現場でのワイの実感でした。
どちらの商品も、公式ページには具体的な使用シーンが案内されていますが、実際にどちらが合うかは、利用者さん一人ひとりの状態を見てからでないと判断がつきません。次の項目からは、公式仕様だけでは見えてこない、当時の現場での使用感を書いていきます。
実際に使うと、テープ式オムツ側まで尿が回ることがあった
ここからは、公式の仕様だけでは分からない、当時の介護現場で感じていた実際の使用感を書きます。
正直に書くと、ワイがそれまで老健で扱ってきたライフリー製品と比べると、リフレは吸収量が少ないと感じていました。これは、同じ条件で性能を測定した比較ではなく、あくまでワイ個人が、日々の介護業務の中で感じていた実感です。比較したライフリー製品の正確な商品名やサイズ、吸収回数までは、この記事では特定していません。あくまで、日々の交換作業の中で積み重なった肌感覚としての比較であり、数値化されたデータに基づくものではないことは、先にお断りしておきます。
実際に使っていると、パッドだけでは尿を受け止めきれず、外側のテープ式オムツ側まで尿が回ることがありました。すべての利用者さんで起きていたわけではありませんし、毎回の交換で起きていたわけでもありません。どちらの商品で多く起きていたかも、ここでは断定できません。
大事なことなので書いておきますが、これは利用者さんの失敗ではありません。尿漏れには、一度に出る尿量、交換までの間隔、パッドの位置、ギャザーの状態、身体との隙間、姿勢、寝返りなどの身体の動き、組み合わせている外側のオムツなど、複数の条件が関係します。原因がパッドの性能だけにあると決めつけることはできず、ワイが実際に見ていたのは、あくまで「外側まで尿が回る場面がある」という事実だけです。当時は、交換のタイミングを早める、パッドの当て方を見直す、といった対応を試みることもありましたが、それで毎回確実に防げていたとまでは言えません。
メーカーが公表している吸収回数は、実際の使用時間を保証するものではありません。8回分、4回分という数字を見て、その回数まで交換しなくていいと考えるのは、正確ではないと思います。パッケージに書かれた数字は、あくまで理想的な条件下での目安であり、実際の現場では、その方の体調や水分摂取量によっても変わってきます。数字を鵜呑みにせず、実際の様子を見ながら交換のタイミングを判断するようにしていました。漏れが起きたときに商品だけを責めるのではなく、交換のタイミングや当て方も含めて振り返る視点を持つことが、結果的に漏れを減らすことにつながっていたように思います。もし漏れが続くようであれば、パッドの吸収量が合っているか、交換のタイミングが適切かを見直す必要があります。当時は、同じ利用者さんを担当する職員間で、漏れが続いている場合はその状況を申し送りで共有し、パッドのサイズや種類を見直すきっかけにしていました。
テープ式オムツで漏れが続くときに、ギャザーや足ぐり、パッドの位置まで含めて見直したい人は、テープ式オムツと尿とりパッドの漏れを減らす当て方も合わせて読んでみてほしい。
前後の向きが分かりにくいと感じていた
もう一つ、当時使っていて感じていた使いにくさがあります。前後の向きが、ぱっと見ただけでは分かりにくい、ということです。
メーカー公式では、体の中心や向きを合わせやすくするための工夫として、センターラインが商品の特長として紹介されています。また、標準のスピードキャッチパッドは、2026年4月のリニューアルによって、向きが分かりやすいバックシートデザインを採用したと公表されています。
ただ、ワイが当時の交換の中で感じていたのは、それでも前後を分かりにくいと感じる場面があった、ということです。急いで交換しているときや、照明が十分でない夜間の場面では、なおさらそう感じていました。特に、テープ式オムツの中にすでにセットされた状態や、暗い部屋で手早く交換しなければならない場面では、センターラインを目視で確認する余裕がないこともありました。慣れている職員であれば感触だけで見分けられることもありますが、それでも毎回迷いなく分かるとまでは言い切れません。ここは、メーカーが虚偽の説明をしているという話ではありません。工夫がされていることと、現場での体感として分かりにくいと感じることは、両立して起こり得ると思っています。
なお、ワイが当時扱っていた商品が、2026年4月のリニューアル前の仕様なのか、リニューアル後の仕様なのかは、正直なところ分かりません。通販サイトでは、旧在庫と新仕様が入れ替わる時期があり得ますので、これから購入する場合は、パッケージや商品説明のページで現在の仕様を確認しておくことをおすすめします。手元に届いた商品を開けたときに、実際にセンターラインやバックシートの見た目を一度確認しておくと、現場での交換時に慌てずに済むと思います。些細なことのようですが、こうした細かい確認の積み重ねが、結果的に交換のスピードや正確さにつながっていくと感じています。
テープ式オムツとリハパンでは確認する点が違う
ワイは以前、老健で働いていたころ、2商品とも、テープ式オムツとリハビリパンツの両方へ組み合わせて使っていました。ただ、メーカー公式の案内は、商品によって違いがあります。
ワイドロングライトは、パンツタイプとテープ止めタイプの両方への使用が、公式に案内されています。一方、標準のスピードキャッチパッドの現在の公式ページは、テープ止めタイプやおむつカバーとの組み合わせを中心に案内しています。ですので、スピードキャッチをすべてのリハビリパンツへ推奨する書き方は、この記事ではしません。
実際に組み合わせる前には、いくつか確認しておきたい点があります。まず、外側のオムツやリハビリパンツのサイズが、使う予定のパッドに合っているか。次に、パッドがギャザーの内側にきちんと収まるか。装着したあとに、不自然な膨らみが出ていないか。そして、メーカーが案内している組み合わせに沿っているかどうかです。特にリハビリパンツは、テープ式オムツに比べて生地の伸縮性がある分、パッドがずれやすい面もあります。パッドの位置がずれると、せっかくの吸収体が尿を受け止めきれない位置に来てしまうこともあるため、装着後に一度、位置がずれていないかを確認する習慣が役立ちます。
パッドを複数枚重ねて使うことで吸収量を増やそうとする方法もありますが、この記事では、それを安易にすすめることはしません。重ね使いは、かえって隙間ができて漏れの原因になったり、蒸れやすくなったりすることもあります。まずは、使うパッドとオムツのサイズが合っているかどうかを確認するところから始めるほうがいいと思います。パッドとオムツの組み合わせは、メーカーのウェブサイトや商品パッケージに案内が載っていることが多いので、購入前に目を通しておくと、装着してから困ることを減らせると思います。組み合わせを一度確認しておけば、その後は同じ組み合わせを続けやすくなるので、最初の確認にかける手間は決して無駄にはならないと思います。逆に確認を怠ると、装着のたびに微調整が必要になり、かえって手間が増えてしまうこともあります。
日中と夜間で同じパッドを使う必要はない
ワイは老健で働いていたころ、日中と夜間で、尿とりパッドを使い分けていました。同じパッドを一日中使い続けなければならない、というわけではありません。
日勤の日中は、職員の目が届きやすく、交換できる回数も比較的確保しやすい時間帯です。活動量も多いため、その分の状況の変化も考える必要があります。レクリエーションや入浴介助など、日中は利用者さんの活動そのものも多く、その合間を縫って排泄状況を確認する場面が多かった印象があります。ワイドロングライトは、公式でも日中使用の候補として紹介されている商品です。
夜勤の夜間は、交換の間隔が空きやすくなる時間帯です。巡回のタイミングと巡回のタイミングの間に、どうしても交換できない時間ができてしまうため、その間にどれだけ吸収を保ってくれるかが、パッド選びの一つの軸になります。実際の尿量や、その利用者さんの排尿のパターンによって、必要な吸収量は変わってきます。吸収量を多めに確保したい場合は、スピードキャッチが候補になります。ただし、これは夜間は必ずスピードキャッチを使うべき、という意味ではありません。夜間だからといって、全員に8回吸収のパッドが必要とは限りませんし、逆に日中でも交換間隔が長くなる方には、吸収量の多いパッドが向いていることもあります。
必要以上に大きいパッドを使うことにも、注意したい点があります。吸収量に余裕を持たせたいからといって、必要以上に大きいパッドを選ぶと、かさばりや装着のしやすさに影響することもあります。パッドが合っていて交換がスムーズなら、それだけ利用者さんと向き合う時間にまわせます。逆に、パッドが合っていないと、想定より早いタイミングで交換が必要になったり、漏れの後始末に時間がかかったりして、ほかの業務や利用者さんとの時間を圧迫してしまいます。パッド選びは、単に商品の性能を比べる話ではなく、現場の時間の使い方にもつながっていると、当時は感じていました。日中と夜間、それぞれの交換体制や本人の状況に合わせてパッドを選ぶという考え方が、現場では大事だと感じていました。結局のところ、パッド選びは「よく漏れる・かさばる」といった困りごとを減らすための手段であって、それ自体が目的ではない、という視点を忘れないようにしていました。日中用と夜間用を分けて備えておくと、交換のたびに毎回同じパッドを使うかどうか迷わずに済むという、地味だけれど助かる面もありました。
尿とりパッドを選ぶときに確認したい7項目
ここまでの内容を踏まえて、尿とりパッドを選ぶときに確認しておきたいポイントを7つにまとめます。医学的な判断や診断をする内容ではありませんので、体調や排泄状態に不安がある場合は、看護職や医師、福祉用具の専門店などに相談することをおすすめします。
- 一度に出る尿量。多いか少ないかによって、必要な吸収量は変わってきます。少量の排尿が多い方であれば、必ずしも高吸収のパッドが必要とは限りません。
- 1日の排尿回数。回数が多い場合は、それだけ交換や吸収の負担も大きくなります。回数だけでなく、1回ごとの量とあわせて考えると、必要な吸収力が見えてきます。
- 交換できる間隔。日中と夜間で、どのくらいの間隔で交換できるかを確認しておくと、必要な吸収量の目安が見えてきます。交換間隔が長くなりやすい時間帯ほど、余裕を持った吸収量を選んでおくと安心です。
- 日中に使うのか、夜間に使うのか。使う時間帯によって、優先したいポイントが変わることがあります。日中は交換のしやすさ、夜間は交換間隔への耐性、というふうに軸を分けて考えると選びやすくなります。
- テープ式オムツか、リハビリパンツか。外側のオムツの種類によって、組み合わせやすいパッドが変わってきます。パッケージや公式サイトに書かれている組み合わせの案内も、あわせて確認しておくと安心です。
- 利用者さんの体格・姿勢・身体の動き。寝返りが多い方や体格によって、パッドがずれやすいかどうかも変わってきます。ずれやすい方には、フィット感を重視した装着の仕方も含めて検討する必要があります。
- 今困っていることは何か。漏れなのか、かさばりなのか、ムレなのか、それとも装着のしにくさなのか。困っていることによって、見直すべきポイントは変わってきます。漏れが気になるなら吸収量、かさばりが気になるなら薄さ、というふうに、困りごとの種類に対応させて考えると整理しやすいです。
これらを確認したうえで、スピードキャッチとワイドロングライトのどちらが自分の状況に近いかを考えると、選びやすくなると思います。全部を完璧に把握してから選ぶ必要はなく、まず気になっている項目から一つずつ確認していくだけでも、選択肢は絞りやすくなります。
スピードキャッチが向いている可能性がある人・向かない人
ここまでの内容を踏まえて、スピードキャッチが向いている可能性がある人と、向かない可能性がある人を整理します。あくまで可能性の話であり、全員に当てはまるわけではありません。具体的には次のような場合に候補になりやすく、逆に次のような場合には別の選択肢を検討したほうがよいかもしれません。前の章で挙げた7つの確認項目と照らし合わせながら見ていただくと、より判断しやすくなると思います。
向いている可能性がある人
- 吸収量を多めに確保したい
- 一度の排尿量が多い
- 交換間隔が長くなる時間帯がある
- テープ式オムツやおむつカバーと組み合わせたい
- 大きめのパッドを探している
向かない可能性がある人
- 少量の吸収で十分
- 薄さやかさばりにくさを優先したい
- 小さめの外側オムツへ無理なく収めたい
- 高吸収のパッドが必要ない交換体制
どちらか一つでも当てはまる項目が多いようであれば、候補として検討する価値があると思います。ただし、実際に使ってみないと分からない部分も多いので、最初から大量に買いだめするのではなく、少量パックがあれば、まずは少量から試してみるのも一つの方法です。特に、これまで小さめのパッドを使っていて漏れが気になっていた方にとっては、切り替えの候補になりやすい商品だと感じます。逆に、今のパッドで特に困っていないのであれば、無理に変える必要はありません。パッドを変えることそのものが目的ではなく、あくまで今の困りごとを解消する手段の一つとして検討してもらえたらと思います。
ワイドロングライトが向いている可能性がある人・向かない人
同じように、ワイドロングライトについても整理します。具体的には次のような場合に候補になりやすく、逆に次のような場合には別の選択肢を検討したほうがよいかもしれません。スピードキャッチとは逆の性格を持つ商品なので、見比べながら読んでいただくと違いが分かりやすいと思います。
向いている可能性がある人
- 日中用のパッドを探している
- 薄型を重視したい
- 4回吸収という吸収量が使用条件に合う
- テープ式オムツとリハビリパンツの両方で検討したい
- 1袋あたりの枚数を見て選びたい
向かない可能性がある人
- 4回吸収では不足する可能性が高い
- 交換間隔が長い
- 一度の尿量が多い
- 現在使っているパッドで外側のオムツまで尿が回っている
薄さを重視する方にとっては候補になりますが、吸収量に不安がある場合は無理に選ばず、時間帯や交換間隔に応じてスピードキャッチと使い分けることも検討してください。特に日中、こまめな交換ができる環境であれば、ワイドロングライトを選ぶという考え方もできます。交換の頻度をどこまで確保できるかは、施設や家庭ごとの体制によって差があるので、そこも含めて検討してみてください。4回分と書かれているからといって、必ず日中いっぱい使えるという意味ではありません。数字だけで決めず、実際の排尿量や漏れの有無を見ながら見直す前提で選ぶのが大切です。
Amazon・楽天で購入する前に確認すること
最後に、実際にAmazonや楽天で購入する前に、確認しておきたいことをまとめます。
まず、正式な商品名です。リフレには、スピードキャッチのほかにも、ライトタイプやスーパータイプ、ウルトラタイプなど、似た名前の商品がいくつかあります。ワイドロングライトについても、ワイドロングや、ワイドロングスーパーといった、名前の似た商品があります。購入する前に正式名称を確認して、取り違えないようにしてください。
次に、袋入数です。単品での販売なのか、複数袋がまとまったケース販売なのか、セット数によって1袋あたりの価格も変わってきます。まとめ買いをする場合は、使い切るまでの期間もあわせて考えておくと、パッケージが変わるタイミングと重なって困る、という事態を避けやすくなります。特に在庫を多めに抱えている施設や家庭では、注意しておきたいポイントです。あわせて、吸収回数の表示や、サイズも購入前にもう一度確認しておくと安心です。
パッケージについても触れておきます。この記事の前半で書いたとおり、スピードキャッチは2026年4月にリニューアルされています。通販では旧パッケージの在庫が残っている可能性もあるため、写真だけで判断せず、商品説明にある正式名称、サイズ、入数、吸収回数、製品コードなどを確認してください。現在の仕様を確かめたい場合は、メーカー公式ページと照らし合わせるのが確実です。
そのほか、販売者、送料、在庫状況、価格の変動、返品条件についても、購入前に目を通しておくと安心です。なお、この記事では価格を具体的な数字では記載していません。時期によって変動するためです。「最安値」という表現も、この記事では使いません。焦って一つに決めるよりも、いくつかの情報を照らし合わせてから注文するくらいの余裕を持つほうが、結果的に手戻りが少なく済むと思います。
よくある質問
スピードキャッチとワイドロングライトの一番大きな違いは何ですか。
大きな違いは、サイズと吸収回数、薄さです。スピードキャッチは28cm×60.5cmで8回吸収、大型設計です。ワイドロングライトは26cm×56cmで4回吸収、薄型でかさばりにくい設計です。袋入数も、スピードキャッチが30枚、ワイドロングライトが42枚と異なります。
日中に使うなら、どちらが向いていますか。
公式では、ワイドロングライトが日中使用の候補として案内されています。ただし、これは全員に当てはまるわけではなく、実際の尿量や交換できる間隔によって、日中でもスピードキャッチが合う場合があります。
夜間に使うならスピードキャッチで決まりですか。
8回吸収という数字は夜間の候補にはなりますが、全員に必要とは限りません。夜間だからといって、スピードキャッチ専用と決めつけることもできません。実際の排尿量や交換体制に合わせて判断してください。
リハビリパンツにも使えますか。
ワイは老健で働いていたころ、2商品ともリハビリパンツと組み合わせて使っていました。公式では、ワイドロングライトはパンツタイプとテープ止めタイプの両方への使用が案内されています。スピードキャッチについては、外側のリハビリパンツのサイズやギャザーへの収まり方を確認したうえで組み合わせることをおすすめします。
8回吸収や4回吸収なら、その回数まで交換しなくてもよいですか。
いいえ。この回数は、1回の排尿量を150mLとしたメーカー測定による目安であり、その回数まで交換が不要ということを保証するものではありません。実際の排尿量や交換間隔に応じて、交換のタイミングを判断してください。
介護現場では漏れませんか。
ワイが老健で働いていたころは、外側のテープ式オムツ側まで尿が回ることがありました。ただし、すべての利用者さん、すべての交換で起きていたわけではありませんし、原因もパッドの性能だけとは断定できません。尿量や交換間隔、装着位置など、複数の条件が関係していたと考えています。
パッドの前後は分かりやすいですか。
メーカーはセンターラインなど、向きを合わせやすくする工夫を公表していて、スピードキャッチは2026年のリニューアルで、向きが分かりやすいバックシートデザインを採用したとされています。それでも、ワイは当時の交換の中で、前後を分かりにくいと感じる場面がありました。当時使っていた商品が旧仕様か新仕様かは分かっていません。
結局どちらがおすすめですか。
どちらか一方が絶対に優れている、ということはありません。吸収量を多めに確保したい場合はスピードキャッチ、薄さや日中使用を重視するならワイドロングライトが候補になります。利用者さんの状態と使用する条件に合わせて選んでもらえたらと思います。
まとめ|毎日使うものだから、吸収回数だけで決めない
ここまで、リフレ スピードキャッチパッドと、リフレ サラケアパッド ワイドロングライトの違いを、公式仕様と、老健で働いていたころの実際の使用感の両方から見てきました。
スピードキャッチは30枚入りで8回吸収、大型設計。ワイドロングライトは42枚入りで4回吸収、薄型設計。この違いを踏まえたうえで、ワイが当時の現場で感じていたのは、それまで扱ってきたライフリー製品と比べるとリフレは吸収量が少ないということ、パッドだけでは受け止めきれず外側のテープ式オムツ側まで尿が回ることがあるということ、そして前後の向きが分かりにくいということでした。
公式仕様と、実際に使ってみての感覚は、別のものとして分けて考える必要があると思います。どちらの商品にも、向いている場面と向いていない場面があり、全員に合うパッドというものは、たぶんありません。必要な吸収量と、組み合わせる外側のオムツを確認したうえで、自分の状況に近いほうを選んでもらえたらと思います。
この記事を読んで、買うと決めた方にも、買わないと決めた方にも、それぞれ納得したうえでの判断をしてもらえたなら、書いた甲斐があります。尿とりパッドは、毎日の介護の中で当たり前のように使われている道具ですが、選び方によって、漏れやかさばり、交換の手間は変わってきます。この記事が、その選び方を考えるきっかけの一つになれば幸いです。
比較して選ぶ|2商品の購入ページ
参考にした情報
リブドゥコーポレーション「リフレ スピードキャッチパッド」
https://www.refre.livedo.jp/detail/150/
リブドゥコーポレーション「リフレ サラケアパッド ワイドロングライト」
https://www.refre.livedo.jp/detail/saracare_wl_light/
リブドゥコーポレーション「業務用リフレ スピードキャッチパッドシリーズをリニューアル発売」
https://livedo.jp/information/1887/
Live+Do Style「リフレ スピードキャッチパッド 30枚入 8回吸収」
https://live-plus-do-style.jp/view/item/000000000448
Live+Do Style「リフレ サラケアパッド ワイドロングライト 42枚入 4回吸収」
https://live-plus-do-style.jp/view/item/000000000384
リフレ「医療費控除について」
https://www.refre.livedo.jp/deduction/
国税庁「No.1122 医療費控除の対象となる医療費」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1122.htm
情報確認日:2026年8月23日