OS-1を見ると、「水分補給に良さそうやし、高齢者がおる家なら常備した方がええんかな」と思う人もおると思う。

結論を先に書く。OS-1は、普段の水やお茶の代わりに毎日飲む商品やない。今日はそこを、介護現場で扱ってきた立場から書いていく。

OS-1は普通の水分補給用の飲み物やない

※画像はイメージです(AI生成)

OS-1(オーエスワン)は、大塚製薬工場の公式説明によると、脱水症のための食事療法(経口補水療法)に用いる経口補水液や。消費者庁許可の特別用途食品、個別評価型病者用食品という区分になっとる。

「病者用食品」とは

特別用途食品のうち、特定の疾病のための食事療法上の効果の根拠が医学的・栄養学的に明らかにされている食品として、消費者庁が許可した食品のこと、と説明されとる。

出典:大塚製薬工場公式サイト

つまり、清涼飲料水みたいに「喉が渇いたから飲む」商品やなくて、脱水症という状態に対応するための食品という位置づけや。ここが、水やお茶と一番違うところになる。

ワイは介護現場でOS-1を利用者さんへ提供してきた

ここで、先に断っとかなあかんことがある。

― ワイの現場から ―

ワイは介護現場で、利用者さんへOS-1を実際に提供してきた経験がある。ただし、ワイ自身がOS-1を飲んだことはない。

せやから、この記事では味の話は一切しません。「美味しい」も「飲みにくい」も書かん。書けるのは、提供する側として見てきたOS-1の位置づけと、公式で確認できる情報だけになる。

OS-1はどんな状態のときに使うもの?

大塚製薬工場公式の許可された表示内容を見ると、OS-1は軽度から中等度の脱水症における水・電解質の補給、維持に適した病者用食品とされとる。

公式で案内されている使用場面

  • 感染性腸炎、感冒による下痢・嘔吐・発熱
  • 高齢者の経口摂取不足
  • 過度の発汗
  • 脱水を伴う熱中症

これらの状態等を原因とした脱水症の悪化防止・回復、そして回復後の水・電解質の補給・維持に使用するものとして案内されとる。

出典:大塚製薬工場公式「経口補水液オーエスワン(OS-1)」

⚠ 緊急性がある場合は、まず救急要請

自力で水分を飲めない、意識がないなど緊急性がある場合は、OS-1を飲ませて様子を見るのではなく、救急要請が必要になる。

公式では、医師から脱水症の食事療法として指示された場合に飲むこと、医師・薬剤師・看護師・管理栄養士・登録販売者の指導に従うことも案内されとる。目安量についても、学童〜成人(高齢者を含む)で1日500〜1000mLを目安に、脱水状態に合わせて増減するとされとる。ここは公式の一般的な目安であって、ワイの側で「これだけ飲ませればええ」と判断できる話やない。

「高齢者やから」だけでは決めん

ここが今日一番書いときたいところや。

公式の使用場面には、確かに「高齢者の経口摂取不足」が入っとる。せやからいうて、高齢者やったら誰でも常にOS-1、という話やない。

あくまで、高齢者の経口摂取不足などを原因とした、軽度から中等度の脱水症であることが前提や。元気に食事も水分も摂れとる高齢者に、「高齢者やから」という理由だけで毎日飲ませるものやない。ここは家族が一番誤解しやすいとこやと思う。

水・お茶・スポーツドリンクとは目的が違う

「じゃあ普段はどうすればええん」となると思うけど、公式の考え方はシンプルで、脱水症でない場合には、OS-1を飲む必要はない。OS-1が水やお茶の上位互換、という話やない。

スポーツドリンクとの違いについても、大塚製薬工場公式のFAQで説明されとる。

スポーツドリンクとの違い(公式FAQより)

OS-1はスポーツドリンクよりも電解質濃度が高く、水と電解質の吸収を速めるために、スポーツドリンクと比べて糖濃度は低い組成とされとる。そして、日常生活における水・電解質補給であればスポーツドリンクでも十分で、軽度から中等度の脱水症にはOS-1が適する、という整理がされとる。

出典:大塚製薬工場公式FAQ「スポーツドリンクとは何が違いますか?」

つまり、「どっちが優れとるか」やなくて、場面によって役割が違うということや。日常の水分補給と、過度の発汗などによって軽度から中等度の脱水症になった場面は分けて考える必要がある。脱水症の場面で「スポーツドリンクの方が飲みやすいから」と置き換えるものでもない。

持病や食事制限がある人は自己判断せん

OS-1にはナトリウムやカリウムなどの電解質、炭水化物が含まれとる。高血圧、腎臓病、糖尿病等で食事指導を受けとる人については、大塚製薬工場公式でも、かかりつけの医師へ相談するよう案内されとる。自己判断で日常的に飲むことは避けてほしい。

⚠ 「飲めるか飲めないか」をこの記事だけで判断せん

食事指導を受けとる人は、かかりつけ医へ相談してほしい。それとは別に、経口補水液が今の自分に必要かどうかも自己判断せず、必要に応じて医師・薬剤師・看護師・管理栄養士・登録販売者などへ確認してほしい。この記事は、その代わりになるものやない。

通常タイプとアップル風味、何が違う?

ここから先は、実際に購入できる2種類を紹介する。

大塚製薬工場公式FAQでは、アップル風味について、オーエスワンと水・電解質の補給効果に関与する成分の濃度は同一で、アップル香料を用いて風味を変更した製品と説明されとる。

ワイは飲み比べたことがないから、味の優劣はこの記事では書かん。あくまで、公式で確認できる客観的な情報だけを紹介する。

OS-1 通常タイプ

経口補水液オーエスワンのシリーズのスタンダードにあたる商品や。

OS-1(オーエスワン) 通常タイプ

脱水症の際の食事療法として使う経口補水液です。現在の価格・在庫はAmazon・楽天でご確認ください。

Amazonで商品情報を確認する

OS-1 アップル風味

通常タイプと水・電解質の補給効果に関与する成分の濃度は同一で、アップル香料を用いて風味を変更した商品になる。

どっちを選ぶ?味の優劣では決めん

「結局どっちがええん」と思うかもしれんけど、ワイの立場から「こっちがおすすめ」とは言えん。飲み比べた経験がないからや。

公式で分かっとるのは、水・電解質の補給効果に関与する成分の濃度は同一で、風味だけが違うということ。せやから、選ぶとしたら、本人がどっちの風味を受け入れやすいか、という点になると思う。そこは実際に使う人や、医師・薬剤師などとも相談しながら決めてもらうのがええと思う。

買う前に覚えとおきたいこと

この記事のポイント

  • OS-1は普段の水分補給用の飲料やない
  • 「高齢者やから」という理由だけで常飲させるものやない
  • 持病や食事制限がある人は、自己判断せず専門職へ確認する
  • 通常タイプとアップル風味は、水・電解質の補給効果に関与する成分の濃度は同一で、風味が違う
  • 味の優劣は、この記事では評価していない

OS-1を使う前に一緒に確認したい記事

「そもそも高齢者の脱水は、どんな変化から気付けばええん?」というところは、高齢者の脱水症状と対策|20年の介護現場で実践する予防法5選で、普段の観察や予防の考え方をまとめとる。

夏場の室温管理や「暑くない」と言う高齢者への対応まで確認したい人は、高齢者の熱中症はなぜ気づきにくい?エアコンを嫌がる理由と施設の対策を解説も合わせて読んでみてほしい。

よくある質問

Q. OS-1は普段から水分補給として飲んでもいいですか?

公式では、脱水症でない人が日常の水分補給として飲むものとしては案内されていません。脱水症でない場合には、OS-1を飲む必要はありません。

Q. 高齢者ならOS-1を飲ませた方がいいですか?

高齢者であること自体が理由にはなりません。公式の使用場面には「高齢者の経口摂取不足」などを原因とした軽度から中等度の脱水症が含まれていますが、そうした脱水症であることが前提です。元気に食事や水分が摂れている場合まで一律にすすめるものではありません。

Q. OS-1とスポーツドリンクは同じですか?

同じではありません。公式FAQでは、OS-1はスポーツドリンクより電解質濃度が高く糖濃度は低い組成とされ、日常の水分補給であればスポーツドリンクでも十分、軽度〜中等度の脱水症にはOS-1が適するという整理がされています。

Q. 通常タイプとアップル風味はどちらが飲みやすいですか?

筆者は飲み比べていないため、味の優劣はこの記事では評価していません。公式情報では、両者は水・電解質の補給効果に関与する成分の濃度が同一で、風味だけが異なるとされています。

まとめ

ワイは介護現場で、利用者さんへOS-1を提供してきた経験がある。ただし、自分で飲んだことはない。せやから、この記事は味のレビューやない。

OS-1は、脱水症のための食事療法に使う経口補水液で、普段の水分補給用の飲料として売られとる商品やない。高齢者やから、夏やから、という理由だけで常飲させるものでもない。持病や食事制限がある人は、必ず専門職へ確認してほしい。

通常タイプとアップル風味は、水・電解質の補給効果に関与する成分の濃度は同一で、風味だけが違う。どちらがええかは、この記事では決めん。必要やと判断したら、そのときの価格や商品情報をAmazonか楽天で確認してもらえたらと思う。

※本記事の内容はあくまで個人の見解であり、効果を保証するものではありません。商品情報・使用場面は大塚製薬工場公式の情報に基づいています。価格・在庫は変動しますので、購入前に販売ページでご確認ください。本記事はAmazon・楽天などのアフィリエイトプログラムにより収益を得ています。