夜勤介護マンの日記
この記事にはアフィリエイトリンクを含みます。記事の内容は、夜勤介護マンが実際の介護現場で経験したことと、メーカー公式情報をもとに書いています。個人や施設が特定されないよう配慮しています。なお、筆者自身がこの商品を食べた記事ではありません。介護施設で利用者さんへ提供していた立場からの記事です。商品の適否は、その方の嚥下状態や体調によって異なります。
イオンサポートゼリーとは?介護施設の朝の水分補給で実際に使っていた介護職が解説
お湯で溶かして冷やすだけの「ゼリーの素」。現場でどう使っていたか、購入前に何を知っておくべきか
朝のオムツ交換が終わったあと、利用者さんに水分を取ってもらう時間があった。
以前勤務していた介護施設での話や。そこで使っていたのが、イオンサポートのゼリーやった。
取っ手が付いたコップに、作ってあるゼリーを半分くらい入れて渡す。それを利用者さんに飲んでもらう。毎朝の流れの中に、その一場面があった。
甘いからなのか、利用者さんは好んで飲んでいた。理由まで本人に確かめたわけやないから断定はできへんけど、渡すと嫌がらずに口をつけてくれる。そういう印象がワイの中に残っている。
この「イオンサポート」という商品、名前だけ聞いても何なのか分かりにくいと思う。実際、買ってすぐ食べられるカップゼリーやと思って注文すると、届いた瞬間に「あれ?」となるタイプの商品や。中身は粉末で、自分でお湯に溶かして冷やし固める必要がある。
この記事では、その商品が何なのか、介護施設でどう使っていたのか、メーカーが何を案内しているのか、そして買う前に知っておいたほうがええことを、一通りまとめる。
先に断っておくと、ワイ自身はこのゼリーを食べていない。味の感想は書けへん。あくまで、介護職として利用者さんへ提供していた側の話や。そのつもりで読んでもらえたらと思う。
▷ この記事で分かること
- イオンサポートとはどんな商品か(粉末から作るゼリーの素)
- 以前勤務していた介護施設で、朝の水分補給にどう使っていたか
- 取っ手付きコップにゼリーを半分くらい入れて渡していた実際の場面
- メーカー公式が案内している特徴・味・電解質バランス
- 作り方と、完成品のカップゼリーとの決定的な違い
- 購入前に知っておきたいデメリットと注意点
- Amazon・楽天での購入方法
目次
- イオンサポートとは?お湯で溶かして冷やす「ゼリーの素」
- 以前の介護施設では、朝のオムツ交換のあとに使っていた
- 取っ手付きのコップに、ゼリーを半分くらい入れて渡していた
- 甘いからか、利用者さんは好んで飲んでいた
- メーカーが案内する味わいと、ワイが書けないこと
- なめらかで、口の中でまとまりやすい物性
- 水分補給のために、体液に近い電解質バランス
- イオンサポートの作り方|熱湯で溶かして冷やし固める
- 味の種類|フルーツ系を中心に、お茶やカロリーオフもある
- 介護現場で使っていた経験から見た、この商品の立ち位置
- イオンサポートのメリット
- 購入前に知っておきたいデメリットと注意点
- 飲み物とゼリー、どちらが優れているという話ではない
- 在宅介護で検討するなら、先に確認しておきたいこと
- イオンサポートはAmazon・楽天で購入できる
- こんな人は購入候補にしやすい
- まとめ|介護施設でも実際に使っていた水分補給用ゼリー
- よくある質問
イオンサポートとは?お湯で溶かして冷やす「ゼリーの素」
イオンサポートは、ヘルシーフード株式会社が販売している水分補給用の食品や。
いちばん大事なところから書くと、これは完成したゼリーやなくて、ゼリーを作るための粉末や。袋の中に入っているのは粉で、それを熱湯に溶かして、冷蔵庫で冷やし固めることでゼリーになる。
メーカーの分類でも、この商品は「水分補給食品」というカテゴリーに入っている。栄養を足すためというより、水分をどう取ってもらうかという課題に向けて作られた商品や。
介護の世界には、水分をゼリー状にして提供するという発想がある。液体のままやと飲みにくい人でも、ゼリー状ならまとまって口の中を移動するので、そちらのほうが向いている場合がある。イオンサポートは、その「ゼリー状で水分を取ってもらう」という場面のために用意された商品やと考えたらええ。
コンビニやドラッグストアで売っている、フタを開けてそのまま吸うタイプのゼリー飲料とは、成り立ちがかなり違う。あちらは完成品を1個ずつ買う商品。イオンサポートは、粉を買ってきて自分で作る商品や。
この違いは購入前にいちばん誤解されやすいところやと思うので、後半の章でもう一度きちんと書く。
以前の介護施設では、朝のオムツ交換のあとに使っていた
ここからが、ワイの一次体験の部分になる。
以前勤務していた介護施設では、朝のオムツ交換が終わったあとに、利用者さんへ水分を取ってもらう時間があった。その水分補給として使っていたのが、イオンサポートのゼリーやった。
介護施設で働いたことのある人なら分かると思うけど、朝という時間帯は現場がいちばん動く。起床の対応があって、オムツ交換があって、そのあと朝食の準備が控えている。慌ただしい時間帯や。
その流れの中に、水分補給の時間が組み込まれていた。
なんで朝に水分を取ってもらうのかというと、高齢者にとって水分不足が起きやすいのは、寝ている間から起床直後にかけての時間帯やからや。夜のあいだは当然、何も飲んでいない。そのぶんを起きたあとで補う必要がある。
それに、高齢の方は自分から「喉が渇いた」と訴えることが少ない場合がある。訴えがないから足りている、とは限らへん。だから施設側で時間を決めて、こちらから声をかけて飲んでもらうという形を取る。
その仕組みの中で、イオンサポートのゼリーが使われていた。
ここで正直に書いておくと、施設がなぜこの商品を選んでいたのか、その理由をワイは知らん。導入の経緯を聞いたこともない。介護職として現場に入って、そこにあるものを使って利用者さんへ提供していた、というのが実際のところや。
誰が作っていたのか、どの味を使っていたのか、何人分作っていたのかも覚えていない。だからこの記事では書かへん。
覚えているのは、朝のオムツ交換のあとにその時間があって、そこでイオンサポートのゼリーを渡していた、という部分だけや。
取っ手付きのコップに、ゼリーを半分くらい入れて渡していた
提供の場面を、もう少し細かく書いてみる。
使っていたのは、取っ手が付いたコップや。介護の現場でよく見る、樹脂製で軽くて、持ち手に指を通せるタイプのやつやと思ってもらえたらええ。
この取っ手というのが地味に大事で、握力が落ちている方でも指を通せば持てる。落としても割れへん。施設で数を揃えて使うにはちょうどええ道具や。
そのコップに、作ってあるイオンサポートのゼリーを入れる。量は、コップの半分くらいやった。
なんで半分くらいやったのかは、ワイの立場では断定できへん。一度に多く入れすぎないようにしていたのか、その時の運用がそうやっただけなのか、そこは分からへん。
それから、コップの容量も覚えていない。だから「1人あたり何ミリリットル提供していた」という換算はこの記事では書かへん。半分くらい、という言い方でしか書けへんのが正直なところや。ここを数字にしてしまうと、それはワイが確認した事実やなくなる。
その状態で利用者さんに渡して、飲んでもらう。ワイが渡すこともあったし、他の職員が渡すこともあった。
大げさな場面やない。介護施設の朝にある、ごく普通の流れの一部や。
高齢者の水分不足が気になる方は、高齢者の脱水症状と対策もあわせて確認してほしい。
甘いからか、利用者さんは好んで飲んでいた
渡した時の反応について書く。
ワイの印象としては、甘いからなのか、利用者さんは好んで飲んでいた。
この書き方をしているのには理由がある。
まず、「甘いから飲んでくれた」という因果関係を、ワイは確かめていない。本人に「甘いから飲んでるんですか」と聞いたことはないし、聞いた誰かの話を覚えているわけでもない。甘さが理由なのかもしれんし、単に喉が渇いていただけかもしれん。冷たかったからかもしれん。分からへん。
それから、全員が好んで飲んでいた、とも書けへん。全員が完食したとも、誰もむせへんかったとも書けへん。そこまで一人ひとりの様子を記憶しているわけやないからや。
だから書けるのは、渡した時に嫌がられるような場面ではなかった、という程度の印象になる。
ただ、この「嫌がられへん」というのは、現場からすると小さい話やない。
水分を取ってもらう場面でいちばん困るのは、勧めても飲んでもらえへん時や。時間をかけて声をかけても口をつけてもらえへん。そういう場面は、介護をしていると普通にある。
その意味では、渡すと飲んでくれる状態というのは、職員の側からすると助かる部類に入る。もっとも、これも商品の力なのか、その時の利用者さんの状態なのか、ワイには切り分けられへん。
大きく評価しすぎず、そのくらいの温度で受け取ってもらえたらと思う。
記事内で紹介している商品
ヘルシーフード イオンサポート 75g(1L用)9種類 各2袋
お湯で溶かして冷やし固めるタイプの、水分補給用ゼリーの素。フルーツ系9種類の味を各2袋ずつ試せるセットです。1袋で1リットル分のゼリーが作れます。
Amazonでイオンサポートを見る楽天市場でも取り扱いがあります
- 価格: 3068 円
- 楽天で詳細を見る
メーカーが案内する味わいと、ワイが書けないこと
味の話に入る前に、線を引いておきたい。
この記事は、筆者が食べて味を確かめたレビュー記事ではない。ワイはこのゼリーを口にしていない。だから「甘さはこのくらい」「後味はこう」といった感想は書けへんし、書いたらそれは嘘になる。
介護用品のレビュー記事の中には、実際には使っていないのに使ったように書いているものもあると思う。ワイはそれをやりたくない。使った部分は使ったと書くし、使ってへん部分は使ってへんと書く。
そのうえで、味についてメーカーが何と案内しているかを紹介する。
メーカー公式サイトの案内では
ヘルシーフードの公式サイトでは、イオンサポートのフルーツシリーズについて、ほどよい甘みでさっぱりとしたゼリーであり、毎日食べても飽きにくい味に仕上げていると案内されています。
また、粉末を熱湯に溶かして冷やすだけで作れる手軽さと、手作りタイプであることによるコスト面の利点も、商品の特徴として挙げられています。
この「飽きにくい」という点は、施設で使う商品としては理にかなっていると思う。
水分補給は毎日のことや。一日で終わる話やない。毎日出すものが濃い味やったり、クセの強い味やったりすると、そのうち飲んでもらえへんようになる。さっぱりした方向で作られているのは、そういう事情があるからやと考えると納得できる。
ただ、これはあくまでメーカー側の説明や。実際に口にした時にどう感じるかは人によって違う。甘さの好みも、酸味の好みも、people それぞれや。
読者の方がご家族に使うことを考えているなら、まずは少量から試して、本人が受け入れるかどうかを見るのが現実的やと思う。
なめらかで、口の中でまとまりやすい物性
介護用の食品では、味と同じくらい「物性」が問われる。物性というのは、硬さ・まとまりやすさ・のどの通り方といった、食べ物の物理的な性質のことや。
イオンサポートについて、メーカーは次のように案内している。
物性についてのメーカーの案内
なめらかで飲み込みやすいゼリーであること。体温でも溶けにくく、口の中でバラけにくい、まとまりやすい物性であること。以上が公式サイトで説明されています。
この「体温でも溶けにくい」という点は、介護食品の説明でよく出てくる論点や。
ゼリーの中には、口の中に入れた瞬間に体温で溶けて、液体に戻ってしまうタイプのものがある。そうなると、せっかくゼリー状にした意味が薄れる。口の中でまとまったまま移動してくれるほうが扱いやすい、という考え方や。
ここで絶対に書いてはいけないことがあるので、はっきり書いておく。
ゼリー状やからといって、むせない、誤嚥しない、誰にとっても安全、ということにはならへん。
高齢者の誤嚥について先に確認したい方は、むせない誤嚥の症状と予防法も参考にしてほしい。
飲み込む力の状態は人によってまったく違う。同じ人でも、その日の体調や覚醒の具合で変わる。物性が優れていると案内されている商品であっても、それがその人に合っているかどうかは別の話や。
介護施設なら、看護師や管理栄養士、言語聴覚士が関わって、その人の食事形態が決められている。在宅でも、飲み込みに不安がある方については、医療職に確認したうえで判断するのが筋やと思う。
商品の物性の説明は、あくまで商品の説明や。個人の安全を保証するものやない。ここは混同したらあかんところや。
水分補給のために、体液に近い電解質バランス
イオンサポートという商品名の「イオン」の部分に関わる話や。
メーカーは、スムーズな水分補給のために、体液に近い電解質バランスに仕上げていると案内している。
公式サイトに掲載されている栄養成分を見ると、フルーツシリーズの75g(1リットル用)1袋あたりで、ナトリウムが481mg、カリウムが257mg、カルシウムが42mg、マグネシウムが8mg、食塩相当量が1.2g、エネルギーが293kcalとされている。
ナトリウムやカリウムといった電解質が入っているのは、ただの水分ではなく、体液に近い形で水分を取ってもらうという設計思想からやと考えられる。
ここで大事な注意点を書く。
イオンサポートは、経口補水液ではない。OS-1のような経口補水液と同じものとして扱ってはいけへんし、脱水症を治療するための食品でもない。
経口補水液は、脱水状態にある人が水分と電解質を速やかに補うことを目的とした、専用の設計がされた飲料や。用途も、飲む場面も、想定している状態も違う。
イオンサポートは、日々の水分補給の中で使う商品や。脱水が疑われる状態や、体調を崩している時の対応については、自己判断せずに医療職へ相談してほしい。
それから、電解質が入っているということは、ナトリウムやカリウムを摂ることになるという意味でもある。腎臓の病気などで、これらの摂取量に指示が出ている方については、そこも確認が必要な部分や。
イオンサポートの作り方|熱湯で溶かして冷やし固める
作り方は、公式の案内どおりに書くとかなりシンプルや。
- 80℃以上の熱湯に、イオンサポートの粉末をかき混ぜながら入れる
- よく溶かす
- 冷蔵庫で冷やし固める
工程としてはこれだけや。特別な器具は要らへん。
公式サイトには、粉末の量に対する熱湯の目安も掲載されている。小さじ1(4g)に対して熱湯53mL、大さじ1(12g)に対して熱湯160mL、75gの1袋に対して熱湯1リットル、といった具合や。スティックタイプは1本11gで熱湯150mLとされている。
この目安を見ると、75gの袋1つでゼリーが1リットル分できるということになる。施設でまとめて作るには効率のええ規格や。
硬さの調整についても案内がある。加える熱湯の量を増やしたり減らしたりすることで、ゼリーの硬さを変えられるとされている。規定量に対して上下20%の範囲で試すよう書かれている。
それと、完成後に泡だて器でかき混ぜるとクラッシュゼリーになる、という案内もある。同じ商品でも、固めたままと、崩したものとで形を変えられるということや。
いくつか、公式に書かれている注意点も拾っておく。
- 溶かしたり保存したりする時は、金属以外の容器を使う
- 冬場に少量だけ作る場合は、容器を温めてから使う(容器が冷たいとお湯の温度が下がって、固まりが弱くなる原因になる)
- 固めたゼリーは冷蔵庫で保存し、早めに食べる
この最後の一つは、家庭で使う場合にわりと効いてくる部分やと思う。作ったら作りっぱなしにはできへん、ということやからや。
味の種類|フルーツ系を中心に、お茶やカロリーオフもある
味の展開は幅がある。
フルーツシリーズとして公式サイトに掲載されているのは、スイートレモン、ピーチ、りんご、ぶどう、ホワイトサワー、オレンジ、マスカット、いちご、パイナップルの9種類や。
フルーツ系以外にも、緑茶・ほうじ茶・紅茶といったお茶シリーズ、砂糖不使用のカロリーオフシリーズ、それからゼリーではなく飲み物にとろみをつけるとろみタイプがある。
選択肢が多いのは、毎日続けるものとしては意味がある。同じ味ばかりやと飽きてしまうことがあるからや。
アレルギーについて一点だけ。公式サイトの表示では、フルーツシリーズの中でホワイトサワー味だけが、特定原材料として乳、それに準ずる品目としてりんごの表示がある。他の8種類は表示なしとなっている。該当する方は確認しておいたほうがええ。
そして、この記事で書けへんことを改めて書いておく。
以前勤務していた施設でどの味を使っていたのか、ワイは覚えていない。フルーツ系やったのかお茶系やったのかも含めて、はっきりせえへん。だから「施設ではこの味を使っていた」とは書かへん。
介護現場で使っていた経験から見た、この商品の立ち位置
ここまで商品の説明を並べてきたけど、介護現場で使っていた側から見た時の位置づけを書いておきたい。
イオンサポートは、個人向けというより、まとめて作る前提の商品やと思う。
75gの袋一つで1リットル分ができるという規格からして、そもそも一人分をちょこっと作るための設計にはなっていない。2kgの徳用サイズもあることを考えると、想定されている使い方が見えてくる。
施設で使っていた時のことを思い返しても、そういう使われ方やった。作ってあるものを職員が取り分けて、コップに入れて配る。個包装のゼリーを一人ずつ開けていく、という形やない。
だから読者の方が在宅介護で検討する場合、まず考えるべきは「作った分を使い切れるかどうか」やと思う。
もう一つ、現場から見て言えることがある。
水分補給の商品を選ぶ時、施設が見ているのは味だけやない。作りやすさ、コスト、保存のしやすさ、提供のしやすさ、そういうものが全部関わってくる。毎日、何十人分も続くからや。
その基準で見ると、粉末から大量に作れて、味の選択肢があって、硬さを調整できるというイオンサポートの作りは、施設向きに寄っていると感じる。
逆に言えば、家庭で少量だけ使いたい人にとっては、この設計が長所として働かへん可能性がある。そこは正直なところや。
水分補給よりも食事量の少なさが気になっている場合は、高齢者が食べられない時のエンジョイゼリーレビューも別にまとめている。
イオンサポートのメリット
ここまでの内容を、良い面から整理する。
- ゼリー状で水分を取ってもらえる。液体では飲みにくい方に対して、形を変えて水分を提供するという選択肢になる
- 味の選択肢が多い。フルーツ系9種類に加えて、お茶系やカロリーオフもある。毎日続ける前提で選べる
- まとめて作れる規格がある。75gで1リットル分、徳用の2kgサイズもある。人数が多い場面では効率がええ
- 硬さを調整できる。熱湯の量を規定の上下20%の範囲で変えることで、硬さを変えられるとメーカーが案内している
- クラッシュゼリーにもできる。完成後に泡だて器でかき混ぜる方法が公式に案内されている
- 常温で保存できる。粉末の状態なら直射日光と高温多湿を避けて常温保存でよく、賞味期限は1年とされている
- 介護施設で実際に使われている商品である。ワイ自身、以前勤務していた施設で利用者さんへ提供していた
最後の項目については、施設で使われているから家庭でも最適、という意味やない。実際に現場で使われている実績のある商品や、という事実として受け取ってもらえたらと思う。
購入前に知っておきたいデメリットと注意点
ここは飛ばさずに読んでほしい章や。
買ってすぐ食べられる商品ではない
いちばん大きい注意点がこれや。
イオンサポートは粉末や。届いた袋を開けても、中にゼリーは入っていない。熱湯で溶かして、冷蔵庫で冷やし固める工程を経て、はじめてゼリーになる。
完成品のカップゼリーを想像して買うと、確実に想定と違う。ここを分かったうえで買うかどうかで、満足度がまるっきり変わる商品やと思う。
熱湯と、冷やす時間が必要
80℃以上の熱湯を用意する必要がある。そして、溶かしたあとに冷蔵庫で固める時間も要る。
「今すぐ水分を取ってほしい」という場面で、その場から作り始めるのには向いてへん。前もって作っておく前提の商品や。
作ったあとは冷蔵保存、早めに食べる
粉末のままなら常温で1年の賞味期限があるけど、固めたあとは話が変わる。冷蔵庫で保存して、早めに食べるよう公式に案内されている。
1袋で1リットル分できるということは、少人数の家庭では余りやすいということでもある。冷蔵庫のスペースも要る。
味の好みには個人差がある
メーカーはさっぱりした味と案内しているけど、実際に受け入れるかどうかは本人次第や。まとめ買いする前に、少量で反応を見るほうが安全やと思う。
嚥下状態や水分制限は人によって違う
ゼリー状の商品やからといって、飲み込みに不安がある方に無条件で使えるわけやない。
それから、心臓や腎臓の状態によって水分量や電解質の摂取に指示が出ている方もいる。そういう場合、水分を増やすこと自体が慎重に扱われる。
介護職や家族の自己判断だけで食事形態を変えるのは避けてほしい。担当の医師、看護師、管理栄養士、言語聴覚士といった専門職に確認したうえで進めるのが筋や。
| 商品形態 | 粉末(ゼリーの素)。完成品のカップゼリーではない |
|---|---|
| 作り方 | 80℃以上の熱湯で溶かし、冷蔵庫で冷やし固める |
| できあがり | ゼリー状。泡だて器でクラッシュゼリーにもできる |
| 硬さ調整 | 熱湯量を規定の上下20%の範囲で増減して調整できるとされている |
| 味の種類 | フルーツ系9種類のほか、お茶系・カロリーオフ・とろみタイプもある |
| 目安量 | 75g(1袋)で熱湯1リットル分 |
| 保存(粉末) | 常温。直射日光・高温多湿を避ける。賞味期限1年 |
| 保存(完成後) | 冷蔵庫で保存し、早めに食べる |
| 筆者の使用経験 | 以前勤務していた介護施設で、利用者さんへ提供していた |
| 筆者の飲用レビュー | なし(筆者は食べていない) |
※表は横にスクロールできます。商品情報はヘルシーフード株式会社の公式サイトの記載をもとにしています。最新の情報は公式サイトおよび販売ページをご確認ください。
飲み物とゼリー、どちらが優れているという話ではない
水分補給の話になると、液体とゼリーのどちらがええのか、という問いが出てくる。
これについては、どちらが優れているという話やないというのがワイの立場や。
液体には液体の良さがある。すぐ出せる。作る手間が要らへん。種類も多い。普通に飲める人にとっては、わざわざゼリーにする理由がない。
ゼリーには、形がまとまるという特徴がある。液体では扱いにくい場面で、選択肢になる。
介護の現場でも、全員に同じ形態を出しているわけやない。普通にコップで飲める方はコップで飲む。とろみをつける指示が出ている方にはとろみをつける。ゼリーが向いている方にはゼリーを出す。人によって形が違う。
とろみを使う場面では、とろみ剤がダマにならない混ぜ方も別にまとめている。
その振り分けは、職員が思いつきで決めているのではなく、その方の状態をもとに決められている。
だから、家庭で検討する場合も、「ゼリーのほうが安全らしいから変えよう」という発想やなくて、その方に何が合うのかという順番で考えるのが本筋やと思う。
在宅介護で検討するなら、先に確認しておきたいこと
在宅で使うことを考えている読者の方向けに、確認したい点を整理しておく。
- 粉末から作る商品やと理解しているか。ここが最大の前提や
- 熱湯を用意して、冷蔵庫で固める手間を続けられるか。一度きりやなく毎日の話になる
- 1袋1リットル分を使い切れる量か。人数と、冷蔵庫のスペースを考える
- 本人の飲み込みの状態はどうか。不安があるなら先に医療職へ相談する
- 水分量や電解質に、医師からの指示が出ていないか。出ているなら勝手に増やさへん
- 本人が味を受け入れるか。いきなり大量に買わず、少量から試す
- アレルギーの表示を確認したか。ホワイトサワー味には乳・りんごの表示がある
ケアマネジャーが付いている場合は、水分補給の方法について相談してみるのも一つの手や。訪問看護が入っているなら、看護師に聞くのがいちばん早い。
介護用品は、良い商品を選ぶことより、その人に合うものを選ぶことのほうが難しい。ワイは現場でそう感じている。
イオンサポートはAmazon・楽天で購入できる
イオンサポートは、介護用品の専門店だけやなく、Amazonや楽天市場でも購入できる。
専門店だと業務用のケース単位が中心になることもあるけど、通販サイトなら少ない単位から買える出品もある。家庭で試してみたい場合は、そちらのほうが入りやすいと思う。
下に紹介しているのは、フルーツシリーズ9種類を各2袋ずつ、合計18袋のセットや。1袋75gで1リットル分作れる規格になっている。
味の好みが分からへん段階では、複数の味が入っているセットは選びやすいと思う。合う味を見つけてから、その味の徳用サイズへ移るという買い方もできる。
Amazon
ヘルシーフード イオンサポート 75g(1L用)9種類 各2袋
フルーツシリーズ9種類を各2袋、合計18袋のセット。1袋につき熱湯1リットルでゼリーが作れます。味の好みを確かめたい段階でも選びやすい構成です。
Amazonで商品詳細を確認する楽天市場
- 価格: 3068 円
- 楽天で詳細を見る
購入前には、販売ページで容量、袋数、味の内訳を必ず確認してほしい。同じ商品名でも、出品によって規格が違う場合がある。
こんな人は購入候補にしやすい
これまでの内容から、向いていそうな場面を挙げてみる。
- ゼリー状で水分を取ってもらう方法を探している
- 複数の味から選びたい、味を変えながら続けたい
- ある程度まとめて作って、何回かに分けて使いたい
- 粉末から作る手間を許容できる、あるいは調理の習慣がある
- 完成品のゼリーを毎回買うより、コストを抑えたい
- 介護施設で使われている商品を家庭でも試してみたい
逆に、その場ですぐ開けて渡せるものを探している場合や、作る手間をかけられへん状況の場合は、完成品タイプのゼリー飲料のほうが現実的やと思う。
ここは断定できる話やない。生活のリズムと、介護している人の余力と、本人の状態の組み合わせで決まる。
まとめ|介護施設でも実際に使っていた水分補給用ゼリー
最後に整理する。
イオンサポートは、ヘルシーフード株式会社の水分補給用食品や。粉末を熱湯で溶かし、冷蔵庫で冷やし固めてゼリーにする商品で、買ってすぐ食べられるカップゼリーではない。ここが購入前に押さえておくべき最大の点や。
メーカーは、ほどよい甘みでさっぱりした味であること、なめらかで口の中でまとまりやすい物性であること、スムーズな水分補給のために体液に近い電解質バランスに仕上げていることを案内している。ただし経口補水液ではないし、脱水を治療する食品でもない。
ワイは、以前勤務していた介護施設で、この商品を利用者さんへ提供していた。朝のオムツ交換が終わったあとの水分補給の時間に、取っ手付きのコップへゼリーを半分くらい入れて渡していた。
甘いからなのか、利用者さんは好んで飲んでいた。理由は確かめていないから断定はできへん。それでも、渡すと口をつけてくれるという印象は残っている。
繰り返しになるけど、ワイ自身はこのゼリーを食べていない。だから味の感想は書いていない。書いたのは、介護職として提供していた側から見えていたことと、メーカーが公式に案内している内容だけや。
水分補給の方法に正解はないと思う。液体で飲める人は液体でええし、ゼリーが合う人にはゼリーがある。その人に何が合うのかは、状態を見て決めることや。
もし今、ご家族の水分の取り方で困っているなら、まずは担当のケアマネジャーや医療職に相談してみてほしい。そのうえで、選択肢の一つとしてこういう商品もある、という形で読んでもらえたら嬉しい。
よくある質問
イオンサポートは、完成したゼリーの状態で届きますか。
いいえ。届くのは粉末です。熱湯で溶かして冷蔵庫で冷やし固める工程が必要で、開けてそのまま食べられる商品ではありません。ここを誤解して購入すると想定と違うことになるので、いちばん注意したい点です。
イオンサポートはどうやって作りますか。
メーカーの案内では、80℃以上の熱湯に粉末をかき混ぜながら入れてよく溶かし、冷蔵庫で冷やし固めます。目安は75gの1袋に対して熱湯1リットルです。熱湯の量を規定の上下20%の範囲で増減すると硬さを調整でき、完成後に泡だて器でかき混ぜるとクラッシュゼリーになるとされています。
筆者自身も食べたことがありますか。
ありません。この記事は、介護施設で利用者さんへ提供していた立場から書いています。味の感想を書いていないのはそのためです。味についてはメーカー公式の案内のみを紹介しています。
介護施設ではどのように使っていましたか。
以前勤務していた介護施設では、朝のオムツ交換が終わったあとの水分補給の時間に使っていました。取っ手付きのコップへ、作ってあるゼリーを半分くらい入れて利用者さんに飲んでもらう形です。どの味を使っていたか、誰が作っていたか、何人分だったかは覚えていないため書いていません。
高齢者なら誰でも使えますか。
そうとは限りません。飲み込みの状態は人によって違いますし、心臓や腎臓の状態によって水分量や電解質の摂取に指示が出ている方もいます。ゼリー状であることが誤嚥を防ぐわけでもありません。導入を検討する場合は、担当の医師、看護師、管理栄養士、言語聴覚士などへ確認してください。
どんな味がありますか。
フルーツシリーズはスイートレモン、ピーチ、りんご、ぶどう、ホワイトサワー、オレンジ、マスカット、いちご、パイナップルの9種類です。ほかに緑茶・ほうじ茶・紅茶のお茶シリーズ、砂糖不使用のカロリーオフシリーズ、飲み物にとろみをつけるとろみタイプもあります。なお、ホワイトサワー味には乳とりんごのアレルギー表示があります。
経口補水液の代わりになりますか。
なりません。イオンサポートは日々の水分補給を想定した食品で、脱水症を治療するための製品ではありません。経口補水液とは目的も設計も異なります。脱水が疑われる状態のときは、自己判断せず医療機関へ相談してください。
Amazonや楽天で購入できますか。
購入できます。この記事では、フルーツシリーズ9種類を各2袋ずつ組み合わせたセットを紹介しています。同じ商品名でも出品によって容量や袋数が異なる場合があるため、購入前に販売ページで規格を確認してください。
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