夜勤介護マンの日記

介護現場で感じたことを、体験ベースで書いています

【介護現場】その介助、本当に必要?“過介護”が起きる理由

※介護に関する一般的な解説記事です。特定の個人・施設を否定する意図はありません。
※見出し画像は内容をもとにしたイメージ画像です。

 

過介護とは

過介護とは、必要以上の介助をしてしまうこと

「できないだろうから、やってあげよう」
「転んだら怖いから、全部こっちでやろう」

そういう気持ちから始まることが多い。
悪意はない。むしろ、親切心からくることがほとんどやった。

でも、それが問題になることがある。

なぜ過介護が起きるのか

介護の現場では、時間に追われることが多い。
「自分でやってもらう」より「こっちでやった方が早い」という状況が続くと、いつの間にか必要以上の介助が当たり前になっていく。

また、転倒リスクを避けたいという気持ちから、本人ができることまで先回りしてしまうこともある。

過介護が引き起こすこと

必要以上の介助が続くと、本人にとって様々な影響が出てくる。

まず、身体機能の低下。使わない筋肉は衰える。自分で動く機会が減れば、できることがどんどん減っていく。

次に、意欲の低下。何でもやってもらえる環境では、自分でやろうとする気持ちが薄れていく。

そして、認知症の方に特に起きやすいのが物とられ妄想。自分の物や空間をコントロールできている感覚が薄れると、「誰かに何かされた」という解釈に向かいやすくなる。良かれと思った介助が、本人の不安を生む原因になることがある。

大切なのは「できることを奪わない」こと

介護の基本は、自立支援

できないことを補うのが介護やけど、できることまで奪ってしまうのは介護やない。

時間がかかっても、本人のペースでやってもらう。
転倒リスクがあっても、安全に見守りながら自分でやってもらう。
そのバランスが、現場では常に問われている。

まとめ

過介護は、悪意からではなく善意から生まれることが多い。
だからこそ、気づきにくい。

「これ、本当に必要な介助やろか」
そう自分に問いかける習慣が、現場では大切やと思う。