夜勤介護マンの日記

介護現場で感じたことを、体験ベースで書いています

認知症対応・BPSD

現場で最も多くの人が悩む「認知症のケア」と「BPSD(周辺症状)」への具体的なアプローチ方法。不穏や拒否、徘徊などに対し、本人の心に寄り添う実践的な対応策を解説します。
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それも身体拘束?11項目と3つのロックから学ぶ介護の正しい境界線

「座っといて」の一言やつなぎ服、4本ベッド柵も実は身体拘束にあたります。厚労省が定める11項目の具体例や、言葉で縛る「スピーチロック」など3つのロックを徹底解説。やむを得ない場合の3要件と手続き、明日から使える言葉の言い換えまで網羅した決定版。

畳と布団を床に敷くのは身体拘束?転職先で気づかされた「安全の工夫」の盲点

ベッドからの転落防止に畳と布団を敷く対応は身体拘束なのか?転職先での指摘をきっかけに、介護現場歴20年の筆者が振り返ります。厚生労働省の基準をもとに、事実だけでは一律に判断できない理由と、介護士が個別に考え記録するべき本質的な意識を綴ります。

【グループホーム】別の市町村からは入れない?地域密着型サービスの罠と移住時の注意点

認知症の高齢者が少人数で共同生活を送る「グループホーム(認知症対応型共同生活介護)」の仕組みと、入居時に最も見落とされがちな落とし穴を徹底解説。本施設は介護保険の「地域密着型サービス」に分類されるため、原則として【施設と同じ市区町村に住民…

【執念の水分】洗面台の水まで飲む利用者さん|水中毒との壮絶な戦いと「習慣」が止められない現実

水中毒で精神科病院へ入院するも、退院後に再び大量の水を飲み始めてしまった利用者さん。人間の根深い習慣の恐ろしさと、命を守るために葛藤する介護現場のリアル。最終的にバルーンカテーテルが留置され、職員が思わず安堵した壮絶なケアの記録。

介護施設で1人が立つと次々立つ見守りの難しさと転倒予防の構造

介護施設で1人が立つと次々立ち上がる「モグラたたき」のような見守り現場。1人への対応が別の人から目を離す時間になる構造や、「見ていたのに防げない」限界を個人の注意不足で終わらせず、チームで捉え直す視点を解説します。

夜勤のナースコール連打への対処法!試し行動をする利用者の心理

夜勤のナースコールを2時間連打する「試し行動」への対処法を、20年現役プロの1次情報から解説。認知症のない利用者がコールを鳴らし続ける孤独な背景を紐解き、スタッフの消耗を防いでチームを守る実務的な解決策を伝授します。

歩ける利用者とバルーンの管が引っかかった入所初夜の話

入所初日の夜勤巡視で目撃した、歩ける利用者と引っかかったバルーン(尿道留置カテーテル)の管。危険に気づいた場面から、見た事実を申し送りと主任報告へ繋ぎ、身体能力と医療器具の双方を観察する夜勤介護の視点を明かす。

車椅子のお爺さんが2階ベランダを徘徊。窓を乗り越えた「想定外の力」と転落寸前の恐怖

車椅子利用で長距離歩行は困難とされていた高齢者が、認知症の周辺症状(BPSD)により驚異的な身体能力を発揮し、2階個室の窓を乗り越えてベランダを徘徊した衝撃の実話をドキュメント。「車椅子だから安全」「窓が高いから出られない」という介護側の思い込…

【認知症のBPSD】もの盗られ妄想・徘徊は「問題行動」ではなく「出口を探す声」

認知症のBPSD(周辺症状)である「もの盗られ妄想」や「徘徊」。「問題行動」と片付けられがちですが、実は本人が不安から抜け出すための「出口を探している声」です。車椅子の松本さん(仮名)にズボンを盗ったと疑われた現役介護士の体験談を交え、その心…

認知症の暴言・暴力・介護拒否の原因とは?正面からの声かけが危険な理由

不意に飛んでくる認知症の利用者さんからの暴言や暴力、介護拒否。なぜ突然怒り出すのか、現役介護士のリアルな失敗談をもとにBPSD(周辺症状)のメカニズムを徹底解説。正面からの声かけが引き金になる理由と、現場で即実践できる対応法をFAQ付きで伝えます…

「殺される!」深夜1時の全盲女性が叫んだ真実 | 認知症の夜間せん妄と排泄訴えへの介護職のリアルな対応

深夜の施設に響く「殺される!」という叫び。全盲で認知症を患う田中さんが、なぜ何度も「オシッコ」を訴え、パット交換を拒んだのか。20年目の夜勤介護士が、記録には残らない現場の葛藤と、テクノロジーでは救えない「手の温もり」の重要性を綴ります。

介護現場の「当たり前」に潜む危険と、事故を防ぐために必要な視点

日常の「当たり前」のやり方に、大きな危険が潜んでいませんか?現役介護士の筆者が、申し送り中の事故経験から学んだ「事故を防ぐために本当に大事なこと」を振り返ります。事故後に現場を変えるのではなく、事故を未然に防ぐための「先読み」の重要性につ…

パーキンソン病とパーキンソン症候群の違いとは?症状と介護のポイント

「さっきは歩けていたのに……」と家族が悩みやすいパーキンソン病と症候群の違いを、20年の現場目線で分かりやすく解説。「親と子」のような関係性、4大症状や便秘などの非運動症状、そして現場で本当に効果のある「すくみ足」への対応法まで網羅しました。

老健の認知症短期集中リハビリとは?通常リハとの違いや費用・期間を解説

老健入所時の説明書に書かれている「認知症短期集中リハビリテーション実施加算」について、公的資料をもとに家族向けへ分かりやすく整理した解説記事です。認知症の診断があれば全員が受けられるわけではなく、医師の判断や3か月という期間制限がある点、通…

介護用語解説|ゴミを床に捨てる認知症の人が見ている世界とゴミ箱同化の罠

認知症による視野狭窄や空間認知の障害を「介護用語解説」を交えて分かりやすく紐解く実践記。床にゴミを落とす利用者の目線にしゃがむことで見えてきた「ゴミ箱が床の色と同化していた」という盲点を共有。色や位置の工夫で問題行動を解決する、プロの観察…

介護職20年の気づき。「困った人」か「何かに困っている人」か。

ナースコールを連打する利用者を、あなたは「困った人」と見ていませんか?介護職20年の筆者が体験した、副主任との対応のズレから見えた真実。同じ人、同じ場面でも、職員の「見方」ひとつでイライラが消え、介護の負担まで激変する理由をリアルに綴ります。

「施設の限界」で強制退去。回復して歩けるようになったお爺さんが精神科へ戻された皮肉

「ベランダを5部屋分歩いた」あの一件を経て、施設入所当初の車椅子生活から歩けるまでに回復した高齢者(武田さん)が、再び精神科病院に入院することになった、武田さんシリーズの完結編。身体機能の回復が「一人で危険な場所へ行けてしまう」という、施設…

陰部洗浄をすると怒る利用者さん。便汚れと拒否の間で、答えが出ないまま迷ったオムツ交換

現役介護職員の筆者が、便が出たオムツ交換で陰部洗浄を拒否された体験談です。便の汚れを落として清潔に保ちたい介護職の意図と、洗われることを嫌がる本人の拒否。その間で「どちらを優先すべきか」と答えが出ないまま、便が出るたびに迷い続けた現場の葛…

介護現場歴20年の筆者が振り返る、制度の隙間で手紙を書いたあの日

施設で家族と疎遠になった利用者へ送った一通の手紙。それは単なるレクリエーションではなく、制度の隙間で介護士が守ろうとした「人のつながり」でした。現役介護士の筆者が、20年前の原点と変わらない現場の現実を振り返ります。

職員の性別で態度が変わる利用者さん。お茶がかかった現場で取った対応

男性職員には好意的でも女性職員や他の利用者には態度が変わる利用者さん。挨拶に来た利用者様にお茶がかかるトラブルが発生し、声かけだけでは防げない現実に直面。交流を禁止するのではなく、お茶を持つ場面で職員が間に入る現場の対応工夫を綴ります。

杖で窓鍵を壊す利用者、1人夜勤で見切れず別フロアへ移った話

夜勤直後、杖で窓の鍵を壊そうとする利用者を発見。1人夜勤では付きっきりの見守りが困難なため、上司へ報告し当日中に2人夜勤フロアへ移動対応した実体験です。危険行動への判断と記録・報告のポイントを現役介護職員が解説します。

ズボンは履いているのにオシメだけない|夜勤の巡視で何度も“騙された”女性利用者さん

夜勤の巡視で布団をめくると、ズボンはきちんと履いているのに中のオシメだけがなくなっていた。確認をオシメそのものに変え、左側臥位を試すも、朝には外されて失禁につながる夜が続いた。介護歴20年の筆者が「これで大丈夫」と言い切れる地点に最後まで辿…

夜になると腹筋だけで起き上がって「フフフ」|寝かせても起こしても安心できなかった女性利用者さん

夜勤中に腹筋だけで起き上がり「フフフ」と笑う女性利用者さん。ベッド柵を2本設置しても乗り越えて滑落し、紙パンツ脱ぎや汚染も発生。車椅子へ移せば滑落リスクや後方倒しの危険が生じ、「寝かせるか起こすか」の二択では解決しない現場の葛藤とリスク管理…

日付が変わるまでに10回以上。「オシッコ~」と呼ばれ続けた夜勤に、現役介護士が突き付けられた板挟み

介護現場歴約20年の夜勤介護マンが、夜間頻発するポータブルトイレ(Pトイレ)への排泄訴えに対応した一次体験を記録。尿が出なくても次の訴えを断れない理由と、他利用者への介助や定時業務との間で生じる夜勤者特有の葛藤をリアルに描きます。訴えの全受容…

眠剤後に足が力まぬ夜間排泄でオムツ変更不可の現場で迷った話

眠剤服用後に足へ力が入りにくくなる利用者の夜間排泄。転倒の危険からオムツ化を検討するも排泄できず、ポータブルトイレ移乗の継続と安全の間で迷った介護現場の実際の対応と葛藤を綴ります。

体位交換してもクッションが外れる?褥瘡が治らない現場の難しさ

体位交換をしても褥瘡が治らないのは介護不足なのか。20年の現場経験を持つ介護士の筆者が、クッションや靴下を自分で外してしまう利用者を担当した過去の体験を振り返ります。教科書通りにいかない現場の現実と、医師や看護師との相談の大切さを伝えます。

認知症の思い込みを鵜呑みにしない。目の見えない藤井さんが教えてくれた介護のリアル

目がほぼ見えないのにフリーハンドで歩く認知症の藤井さん。自称「米屋の娘」の言葉を信じて声かけを続けた夜勤介護士が、ある日気づいた衝撃の事実とは。本人の発言も介護側の思い込みも事実とは限らない、先入観を捨ててその人自身を見続ける大切さを伝え…

夜勤介護の厳しい現実|着替えを拒否する認知症ケアと人手不足の苦渋の決断

理想通りにはいかない夜勤介護のリアル。放尿による汚染があっても、激しい着替え拒否と暴力のリスクを前に、朝まで交換を待つという苦渋の決断を下した実体験。限られた人数と安全面の狭間で、現役介護士が葛藤しながら導き出した現場の判断を明かします

認知症の入浴拒否が変わる|「声かけの裏」にあるその人の人生を知る方法

どんなテクニックを使ってもお風呂を拒否する認知症の利用者さん。打開策は声かけの技術ではなく、その人がどう生きてきたかを知ることにありました。元バレー指導者の拒否が消えた現場の実体験から、家族も介護職も今日から視点が変わる向き合い方を解説し…

たった数秒で事故は起きる。同時多発するナースコールと一人夜勤の「残酷なトリアージ」

夜勤帯、必ず訪れる「実質1人」の時間。そこで同時に鳴り響く3つのセンサーマット。全員が「待てない」利用者の中で、介護士は0.5秒で誰を助け、誰を後回しにするかの選択を迫られます。全力で選んだ、それでも防げない転倒事故。「個人の責任」にすり替えら…