夜勤介護マンの日記

介護現場で感じたことを、体験ベースで書いています

認知症対応・BPSD

「施設の限界」で強制退去。回復して歩けるようになったお爺さんが精神科へ戻された皮肉

「ベランダを5部屋分歩いた」あの一件を経て、施設入所当初の車椅子生活から歩けるまでに回復した高齢者(武田さん)が、再び精神科病院に入院することになった、武田さんシリーズの完結編。身体機能の回復が「一人で危険な場所へ行けてしまう」という、施設…

【グループホーム】別の市町村からは入れない?地域密着型サービスの罠と移住時の注意点

認知症の高齢者が少人数で共同生活を送る「グループホーム(認知症対応型共同生活介護)」の仕組みと、入居時に最も見落とされがちな落とし穴を徹底解説。本施設は介護保険の「地域密着型サービス」に分類されるため、原則として【施設と同じ市区町村に住民…

たった数秒で事故は起きる。同時多発するナースコールと一人夜勤の「残酷なトリアージ」

夜勤帯、必ず訪れる「実質1人」の時間。そこで同時に鳴り響く3つのセンサーマット。全員が「待てない」利用者の中で、介護士は0.5秒で誰を助け、誰を後回しにするかの選択を迫られます。全力で選んだ、それでも防げない転倒事故。「個人の責任」にすり替えら…

介護現場の正解がない判断。スキンテアと身体拘束の二重の詰み

皮膚剥離(スキンテア)の恐怖と立ち上がりの暴力、そして夜間の身体拘束に近い対応。どっちを選んでも誰かが傷つく「正解のない現場の詰み」に対し、20年現役プロが綺麗事なしで「一番マシな選択」を続ける覚悟を語ります。

夜勤のナースコール連打への対処法!試し行動をする利用者の心理

夜勤のナースコールを2時間連打する「試し行動」への対処法を、20年現役プロの1次情報から解説。認知症のない利用者がコールを鳴らし続ける孤独な背景を紐解き、スタッフの消耗を防いでチームを守る実務的な解決策を伝授します。

夜勤介護マンの介護士1本道 | 便弄り(ろうべん)の夜勤対応と感情コントロールのプロ技術

便弄り(ろうべん)が発生したワンオペ夜勤での実務対応を解説。他利用者の安全を守りつつ、入浴させずに室内で足の汚れを落とす実践的ケアと、突発的トラブル時に介護職が感情をコントロールし尊厳を守るためのマインドを現役視点で伝えます。

【執念の水分】洗面台の水まで飲む利用者さん|水中毒との壮絶な戦いと「習慣」が止められない現実

水中毒で精神科病院へ入院するも、退院後に再び大量の水を飲み始めてしまった利用者さん。人間の根深い習慣の恐ろしさと、命を守るために葛藤する介護現場のリアル。最終的にバルーンカテーテルが留置され、職員が思わず安堵した壮絶なケアの記録。

「吐き気」をこらえるのはプロ失格か? | 介護士を追い詰める口臭と歯ぎしり、五感の限界の先に

深夜の廊下に響く「ギリギリ」という歯ぎしり。起床介助で襲う強烈な口臭。20年のベテラン介護士が、教科書には載らない「五感の消耗」と口腔ケアの格闘を綴ります。吐き気を感じる自分に悩む介護職へ贈る、きれいごと抜きの現場の真実。

業(ごう)の渇き | 気管切開や水分制限でも「飲みたい」と願う利用者の真実と介護の限界

気管切開でカフ留置中のAさん、重度の水分制限があるBさん。医療的に「飲めない」はずの彼らが、なぜ深夜にペットボトルを傾け、1日10杯もの茶を求めたのか。介護歴20年の夜勤介護マンが、現場で目撃した「身体の状態より強い欲求」の壮絶な現実と、記録と自…

「殺される!」深夜1時の全盲女性が叫んだ真実 | 認知症の夜間せん妄と排泄訴えへの介護職のリアルな対応

深夜の施設に響く「殺される!」という叫び。全盲で認知症を患う田中さんが、なぜ何度も「オシッコ」を訴え、パット交換を拒んだのか。20年目の夜勤介護士が、記録には残らない現場の葛藤と、テクノロジーでは救えない「手の温もり」の重要性を綴ります。

「怖い」と感じる自分を恥じるな。90代お爺さんが豹変した夜に職員2人が詰所に閉じ込められた話

重度認知症フロアで発生する、周辺症状(BPSD)による突然の暴力や攻撃性の現実をドキュメント。普段は小柄で転倒リスクの高い90代の高齢者が、「不法侵入者への防衛」という誤認から驚異的な力で怒鳴りかかり、夜勤の詰所で職員を追い詰め、回診医にまで手…

「家に帰る」と深夜に消える認知症の高齢者。介護現場を凍り付かせるエスケープの初動と死亡リスク

認知症の利用者が施設外へ無断で出てしまう「エスケープ(離設)」について、その原因から発生時のタイムライン、再発防止策までを徹底解説。単なる徘徊ではなく「帰宅」や「出勤」という明確な意思から生じる行動のメカニズム(見当識障害や夕暮れ症候群な…

声をかけただけで眼鏡が吹っ飛ぶ暴行…理由なき「理不尽な暴力」に隠された利用者の本音

介護現場の夜勤帯において発生する、利用者からの「悪意のない暴力」の実態と適切な向き合い方をドキュメント。廊下の車椅子で眠っていた利用者にベッドへの移動を促すため、至近距離から穏やかに声掛けした直後、突如激しい殴打を受けた若手時代の実際の体…

車椅子のお爺さんが2階ベランダを徘徊。窓を乗り越えた「想定外の力」と転落寸前の恐怖

車椅子利用で長距離歩行は困難とされていた高齢者が、認知症の周辺症状(BPSD)により驚異的な身体能力を発揮し、2階個室の窓を乗り越えてベランダを徘徊した衝撃の実話をドキュメント。「車椅子だから安全」「窓が高いから出られない」という介護側の思い込…

「パン、パン」夜勤の詰所に響く謎の音…おばあさんが深夜の病室で叩いていたまさかの場所

深夜の介護現場や老人ホームの夜勤帯において、徘徊や大声とは異なる予期せぬ「異音」が発生することがあります。本記事では、夜間巡回中に遭遇した高齢者のオムツ外しと、自身の身体を叩いて音を鳴らすという実際の周辺症状(BPSD)の事例を、20年の現場経…