病院編
介護現場で20年の経験を持つ筆者が、疥癬(かいせん)の症状・感染経路・治療法を分かりやすく解説します。施設での集団発生を防ぐために重要な「夜間に強くなるかゆみ」などの前兆や、通常疥癬と角化型疥癬の違いを振り返ります。介護職の方もご家族も、正…
鼻から入れた管を指に巻き、「楽しい」と笑ったお爺さん。その直後、僕は安全のために彼の両腕を拘束した——。医療的な「正しい判断」と、現場の「割り切れない思い」。その狭間で擦り切れるスタッフの心と、身体拘束が孕む真実のリアリティを綴ります。
オムツを開けたら海が広がってた、弄便で部屋中が便まみれ、嘔吐、皮膚剥離——どれだけ経験を積んでも思わず目が逃げる瞬間がある。介護職のリアルな本音を綴ります。
退職後にかつての職場へ面会に行った父親から聞いた話。同室の患者がナースコールのコードで首を吊り、警察が来た夜——トイレに行くたびにその顔を見てしまったという。
着替え介助中に服が破けてしまった経験から、大きめサイズが必要な理由を実感した話。拘縮のある利用者への着替えは、サイズひとつで大きく変わる。現場で感じた気まずさと現実を書いています。
病院勤務時代、重症化した褥瘡を目の当たりにした現役介護士の筆者が、その経験から学んだ教訓を振り返ります。「防げたかもしれない」という悔しさを経て、なぜ研修の若手に「褥瘡は介護の恥」と伝えるようになったのか。ケアの積み重ねの大切さを綴ります。
病院就職から約1年、準夜勤明けに身近な人の死を知らされた筆者。心に穴が空いたまま働きながら自身のこれからを考え、介護を学び直すために学校へ進む決断をする。退職の選択や当時の心境、現場経験がその後の学びにどう繋がったかを振り返ります。
深夜勤明けに早出の先輩が現れず、事故防止のため本来2人で運ぶ配膳車を1人で動かすことになった体験を振り返ります。壁にぶつけないよう神経を使った朝の緊張感や、遅刻を重ねた先輩に対して抱いた呆れと、それでも嫌いになれなかった理由を綴ります。
病院勤めだった頃、全員出勤の朝礼と山の日のお参りが重なり、駐車場が車で完全に塞がれて深夜明けにすぐ帰れなかった体験談です。車を動かしてもらうまで待った記憶から、無事に駐車場を出るまでが夜勤明けだと現在も20年の現場経験を持つ筆者が振り返りま…
病院の夜勤で「今日ヤマです」と言われ緊張しながら朝を迎えた筆者。何とか乗り越えたと安心しながら朝食配膳をしていましたが、同じフロアで気づかないうちに患者が旅立っていたことを知ります。20年以上経った今も心に残る静かな朝の体験を振り返ります。
病院に勤務し始めて間もない頃、深夜勤で出勤した病棟で人が亡くなったあとの静けさと重い空気。業務が続く中でその部屋だけに流れていた時間の意味を、20年の現場経験を持つ筆者が振り返ります。
20年以上前の病院夜勤中、先輩から普段入らない上層階の階段で声が聞こえると教えられた体験を振り返ります。信じていなかったものの、夜中に一人で確かめに行く勇気はなく一度も行かないまま退職。夜の病院が持つ独特の雰囲気と記憶についての回想録です。
20年以上前の病院勤務1年目、支給対象外でボーナスが出なかった体験を振り返ります。先輩たちが玄関近くの一室で受け取る列を少し離れた場所から眺め、並べない距離感に悔しさを覚えた記憶と、1年で病院を退職するまでの出来事をつづっています。
20年以上前の職場で、納涼祭や忘年会などの職員イベントを断りづらかった体験を現役介護士の筆者が振り返ります。強制はされないものの参加して当たり前の空気があり、断った後の変化に気を使うなど仕事が終わっても離れられない違和感を伝えます。
介護1年目に過酷なシフト下の夜勤明け、帰り道で眠気に襲われ反対車線を走行し対向車のパッシングで気づいた体験を現役介護士の筆者が振り返ります。居眠り運転は気合では防げず他者の命も関わるため、眠くなったら広い場所で仮眠をとる大切さを伝えます。
20年以上前の病院勤務で、日曜日に3人の職員で4階から6階を担当していた記憶を筆者が振り返ります。配茶や食事介助を回す中で出会った「オロナミンCを持っていきなさい」と言うお爺さんとの交流や、人手が少ない病棟で感じた重みを綴った体験談です。
配膳車でエレベーターの扉を破損し給料が残らない額の弁償を求められた新人時代、4病棟の同僚が負担を分けてくれた体験を筆者が振り返ります。仕事中の事故や弁償の注意点、介助時の破損予防についても解説。現場歴20年の経験をもとに語る失敗談です。
20年以上前の病院勤務は常に気を張り過酷な毎日でした。年に一度の慰安旅行で行ったホテルの部屋で、ナースコールや業務から離れゲームをして過ごした何もしなくていい時間。観光よりも肩の力を抜いて笑えた夜が当時の筆者に必要だった理由を振り返ります。
高卒で病院へ就職し、毎日約200人の入浴介助を流れ作業で行っていた過去の体験を振り返ります。一人が止まれば全体が詰まるプレッシャー、早出から夜勤へ続く連続勤務、事故と隣り合わせの緊張感など、安全と効率の狭間で必死に動いていた現場の過酷さを伝え…
高校卒業後、病院で働き始めた新人介護士の体験談。慣れない夜勤で常に気を張っていた筆者は、帰宅後の静かな部屋でナースコール「エリーゼのために」が聞こえた気がしたといいます。夜勤に慣れるにつれて消えた音と、20年経った今も残る当時の緊張感を振り…